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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第十三話 時を刻むニオイスミレ
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上品かつ爽やかに、少年らしさも忘れずに

「おぉ……! やっぱりかっこいい……!」

「柊平さんの服装のコンセプトは、清潔感と上品さだな!」


 二人は、颯の部屋で柊平から借りた服を見ていた。

 仕事中ということもあり、さすがに部屋に入るのは断られてしまったのだ。

 その代わり、数枚の服を貸してもらえたというわけである。


「……でも、僕にはちょっと大人っぽすぎるかな?」

「まあ、この服をそのまま着たらそう見えるだろうな!」

「やっぱり、そうだよね……」

「そう落ち込むなって! 別に、柊平さんと全く同じ格好する必要はねーじゃん! こういうテイストも入れつつ、お前らしい感じに仕上げてやるから任せとけ!」

「緒方くん、頼もしすぎるよ……!」

「服に関しては心配すんな! 問題は髪型だな! ヘアメイクとかはいないんだろ?」

「うん、まだ駆け出しだからね。服を選ぶのも、髪型のセットも自分でしなくちゃなんだ」

「俺が当日の朝にやってもいいけど……」

「いやいや、さすがにそこまでは悪いよ!」

「っていっても、普段はあんまり髪いじったりしてねーだろ?」

「……うん。僕、結構不器用なんだ」

「服に気合い入れるなら、髪もちゃんとしねーとな! 爽やかかつ上品に見えて、簡単にできる方法を伝授するぜー!」

「ありがとう……!」


 こうして二人は、服装に関する大体の目星をつけた。

 その後は、颯による簡単にできるヘアセット講座が開かれたのだった。

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