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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第十二話 ローマンカモミールの戯れ
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いつか勝ち星を掴むぞ!

⑥午後三時半、自室にて


 運動した後のおやつは格別だよな!

 すっごいおいしかったぞ!

 さーて、次は何をしようかな……。

 あっ、そうだ!

 次にすることを決めたオレは、自分の部屋に戻った。

 自分の部屋っていっても、一人部屋じゃないぞ!

 シンとミウの部屋に居候させてもらってるんだ!

 部屋に着いたオレは、既に駒が置かれている将棋盤と睨めっこを始める。

 うーん、次はどうしようかなー……。

 え、この将棋盤はなにかって?

 これは、トウカに買ってもらったオレの将棋盤だぞ!

 この屋敷にミナトってヤツがいるんだけど、そいつはオレのことが苦手らしいんだ。

 嫌いじゃなくて、苦手なんだって。

 トウカに説明してもらったんだけど、オレにはその違いがよくわかんないんだよな。

 でも、悪いヤツじゃなさそうだし、せっかくなら仲良くしたいだろ?

 だからオレは、あいつが得意なげえむを覚えることにしたんだ!

 いっつもミナトがやってるてれびげえむやおんらいんげえむは目がチカチカしてできないから、オレにもできる将棋をトウカに教えてもらったんだ!

 オレ、頑張ってルールを覚えたんだぞ!

 それで、ミナトと勝負をすることにしたんだけど……。

 あいつはオレのことが苦手だから、向かい合って対局はできないんだ。

 だからシンを間に挟んで、オレが次の手を考えたらそれをミナトに伝えてもらう、ミナトも次の手が思い浮かんだらシンに伝えるって方法で勝負することにしたんだ!

 毎日ちょっとしか進まないけど、オレはこれで満足なんだぞ!

 いつかミナトと顔を合わせて対局してみたいけど、まあ、焦ることでもないよな!

 オレは次の手が思い浮かぶと、それをシンに伝えるために部屋を飛び出した。

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