表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第十一話 ベナムールに愛を誓う
123/780

心慌意乱

 屋敷のエントランスには、颯がいた。


「あっ、この間の……」

「こんちゃっす! 佐々木大吾さんっすよね! お待ちしてました!」


颯はにこやかに挨拶をする。


「じゃあ、理玖さん……」

「……うん、よろしく」

「おっす! 任せてください! じゃあ佐々木さん、こっちへどうぞ!」


 颯はそのまま、大吾をどこかに案内しようとする。


「え、えーっと、おら春原先生に花を貰いに来たんだが……」

「……いいから、彼に着いて行って。そうしないと、花はあげないよ」

「そんな……!」


 いきなりの花をあげない宣言に、大吾は戸惑っているようだ。


「……悪いようにはしないから。さっさと連れて行って」

「了解っす! さあさあ、こっちですよ!」


 困惑する大吾の背中を、颯が押す。

 こうして、半ば無理矢理、大吾はある部屋に連行されることになったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ