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透く花の色は  作者: 白鈴 すい
第九話 薔薇の笑顔は美しい
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少女からの贈り物

 数日後、美海はある物を片手に颯の部屋を訪れた。


「はやてにい、いるー?」

「おう、いるぜ! どうしたんだ?」

「これ、あげる!」


 部屋から出てきた颯に、美海は持っている物を渡す。


「ミサンガ……?」


 それは、青と白の爽やかな色合いのミサンガだった。


「みうのことかわいくしてくれたお礼! 手作りだよ!」

「みうちゃんが作ったのか!? うまいなー!!」

「作り方わからなかったから、とうかねえに教えてもらったんだ! ほら、みうもお揃い!」


 美海は、自分の左腕を見せる。

 手首には、颯に渡したものと全く同じものが巻かれていた。


「大事にしてね!」

「うわー、ありがとな! すげー嬉しい! もちろん大事にするぜ!」


 颯は優しげな手つきで一撫ですると、すぐさま自分の左手首にそれを巻くのだった。

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