表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/14

入れ替わりの種




金遣いの荒い姉と、地味で暗い妹の話。





 あるところに二人の姉妹がいました。二人はとても仲の良い姉妹でした。


 姉は社交的で友達も多く、毎日お化粧もきちんとして、着る物も、赤、ピンク、オレンジの明るい色の服を着ていました。


 妹は内向的で友達は作ろうとせず、お化粧は余り好きでは有りませんでした。服は、黒、白、茶、グレーの色の物を良く着ていました。


 姉は積極的に外に出て、買い物も大好きでした。値段は気にせず買い物をします。家の中は沢山の物で飾られています。家の中は豊かでしたが「お金が無い。お金が無い。」と言うのが口癖でした。


 妹は家の中が大好きで、余り買い物は好きでは有りません。いつも値段を気にして、安い物を買う様にしていました。成るべく無駄な物を買わない様にしていたので、家の中はとてもすっきりした飾り気の無い部屋でした。「勿体無い。勿体無い。」 と言うのが口癖でした。その代わり、貯金が有りました。


 姉は、お金を持っている妹が羨ましく。妹は、お金を気にせず何でも買う姉が羨ましかったのです。二人共、替われる物なら替わってみたいといつも思っていました。



 そこで神様は、性格が入れ替わる種をそれぞれに植える事にしました。



 朝に成り目覚めました。二人共何だかいつもと違う気がしました。


 姉は、今日は家から一歩も出たくありません。朝顔を洗いに行っても、鏡を見ようとはしませんでした。髪も手櫛で整えるだけで、着替えもし様とはしませんでした。


 友達と出掛ける予定を電話をして断りました。何時も何時も断るので、友達も一人又一人といなく成ってしまいました。


 素敵な店を見付けては外食ばかりしていたのに、勿体無い気がして、毎日自分で食事を作って食べる様に成りました。


 着る服も段々おとなしい色に変わって行きました。買い物に行かないので少しづつお金が貯まって行きました。



 妹は、朝目覚めた時から何だか身体が浮き浮きします。鏡を見ながら余りした事の無い化粧をします。クローゼットの中を見ると暗い色の服ばかり。


 まずは出掛ける前に明るい色の洋服を買いに行きました。靴、スカート、シャツ、それと下着も、お洒落な物を選びました。それから映画を見て、喫茶店に入って、午後からも買い物をしました。


 次の日も又次の日も毎日出掛けました。毎日飲み歩く様に成り、友達も増えて来ました。



 姉は毎日パソコンの画面を見つめ、特殊な世界へ身を沈めて行きました。いつが昼なのか夜なのか、何日なのか何曜なのか判らなく成って来ました。いつ寝たのか、いつ食べたのか、判らない様な生活をする様に成りました。次第に性格が暗くなっていきました。


 妹は、友達が沢山出来た代わりにトラブルも沢山抱える様に成りました。人間関係、金銭的なトラブル、男女の縺れ、その内に行動がガサツに成り生活はすさんで行き、貯金も底を尽きました。



 二人は、ある朝目覚め思いました。このままでは駄目に成る。私が私で無く成る。元の自分に戻りたい。


「「どうかお願いします。元の私に戻して下さい。……お願いします……」」


 二人の思いが一つに重なりました。いつの間にか二人共元の性格に戻る事が出来ました。だけど入れ替わる前の自分には戻りませんでした。


 姉は、何でも値段を見て買う様に成りましたし、外食も少なく成りました。自分で食事を作る様にも成りました。最後まで友達でいてくれた彼と、結婚して幸せに暮らしました。


 妹は、昔の自分を取り戻し食事も作って食べる様に成ったし、外出も少なく成りました。でも毎日の身だしなみに気をつけ、お化粧をするように成って天気の良い日は公園を散策するように成りました。そこで、犬を連れた男の人と会うように成りました。少しづつ話すように成りお付き合いする事に成りました。妹も幸せを見付けた様です。








 元に戻ってしまいましたが、入れ替わった事は二人にとって良い刺激に成った様ですね。人の暮らしは良く見える物です。皆大なり小なり問題を抱えています。人の暮らしを羨む前に自分の生活を向上させる努力をした方が良いのではないでしょうか。と神様は言いました。







 おしまい。









誰かに成りたいと、思った事は無いですか?


自分には幼い頃、憧れている友達が、居ました。

自分もあんな風に成りたい。

あの子に成りたいと…。

でも、自分は自分でしか無いのです。

何者にも成れ無い。


そんな自分を認めて、それで良いと言ってくれる人も居る。


もしかしたら、こんな自分に憧れをい抱いてくれる人も居るかも知れ無い。



自信を持って、自分で居る事に 誇りを持とう。


自信を持って、生きて行こうと思う 今日この頃です。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ