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陽炎稲妻水の月  作者: 秋雨
本編
8/28

危ない奴に会ったらすぐ逃げろ

サブタイトルに悩む今日この頃……

白装束と別れた後俺たちは一階の廊下を歩いていた。

何で一階かって?

いや、片っ端から調べてみようって話になったんだ。

提案者は竜真だけど。

「なーんかこーいー なーんかこーいー なーんーかー出ろー♪」

「その歌やめろよ!」

替え歌歌ってたら竜真に止められた。

ちっ。

ビビリ過ぎなんだよ。

「このヘタレが」

「ヘタレじゃねぇ!!」

「実際ヘタレだろ」

おっ、仁もこっち側か。

「うぅっ、オレの味方はいないのかよーっ!」

いねぇよ。


……テ…………


ん?

「なあ、何か聞こえね?」

「何にも聞こえないけど」

空耳か?


………ケ……テ…


「やっぱり聞こえる」

空耳じゃねぇ。


…テケ………テケ…


「ほら、テケテケって」

辺りが鉄臭くなった。


………テケ…テケ


「近づいてる……」

後ろか?

首を動かす。

ぱちっ。

後ろにいた奴と目が合った。


ニタリ


嗤った。

楽しそうに、俺たちを見て嗤った。

鳥肌が立つ。

危険だ、こいつは。

今までの奴とは違う。

早く逃げないと……!

竜真と仁はまだ気づいてない。

「竜真、仁」

「んお?」

「走るぞ。絶対に後ろを振り向くな」

「はっ?」

「……わかった」

仁は察してくれたが、竜真はわかっていない。

これだから馬鹿は。

「とにかく走れ。……行くぞ!」

俺の声を合図に走り出した。

『逃ガサなイ』

テケテケテケテケテケテケテケ……

ズルズルズルズルズルズルズル……


上半身を引きずりながら進む音と足音が廊下に響いて消えていく。


さア、愉シい鬼ごッこノ幕開けダ


今回はホラーっぽくしてみました


いかがでしょうか?



慧斗が歌っていた替え歌の原曲は何かわかりましたか?

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