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陽炎稲妻水の月  作者: 秋雨
本編
1/28

全ての始まり

初投稿です!



暖かい目で見てください

「ふあっ……。あー、眠い」

耐えきれずに欠伸をひとつ(本音付き)。

「コラそこ、寝るな」

「先生、まだ寝てません」

「『まだ』ということは後で寝るつもりだな?居眠り常習犯」

「おふこーす!」

「発音悪いのに無理に英語話さなくていいぞ」

「ちょっとした茶目っ気です」

「………はあ、もういい」

よし、先生に勝った。

1日に1回は起こる先生との言い合い。

大抵俺が勝つ。

「ふあー………」

もう一度欠伸をして外を見る。

すると外には少女が1人。

あ、グラウンドじゃないからな?

窓越しだから。

いやー、随分長身な娘だなー。ここ、3階だぞ?

……………。

ギギギギ……とぎこちなく前を向く。い、今のは見間違いだ。夢だ。白昼夢だ。

自分に言い聞かせてもう一度外を見る。

…………やっぱりいる。

少女と目があった。

――――ミツケタ

――――ネェ、アソボウ?

俺を見ながら笑った少女。

その無垢な笑顔に恐怖を覚え、勢いよく前を向いた。

「この問題を篠原解けー」

当てられた俺は立ち上がる。

「……………わかりません」

「アホか」

言った瞬間に飛んできたチョーク(赤)。

教育者のくせにそれはないだろ。

避けたけどな。

「昨日やったとこだぞ。今すぐ思い出せ」

「昨日っすか?んー、寝てました」

俺の一言でクラスが笑いに包まれる。

「はあ、もういい。次いくぞ」

呆れながらも先生は授業を再開した。

少女はもういない。



もしかしたらここから全てが始まっていたのかもな。


名前が出てこない……



次はちゃんと出てくるはず!

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