ちょっぴり、寒い日。
風が吹いた。
僕は止まった。
風がやんだ。
僕は歩いた。
風が吹いた。
僕は止まった。
風がやんだ。
僕は歩いた。
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風が吹いた。
僕は止まった。
風が強く吹いた。
立つのが苦しくなった。
風が強く強く吹いた。
僕はしゃがんでしまった。
風が強く強く強く
吹いてるような気がして、
風がやんでも、
僕は立ち上がれなかった。
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でも
本当はわかってるんだ。
立たなきゃいけないって。
進まなきゃいけないって。
勘違いしてるのは、
全部、自身なんだって。
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だから
僕はきっと変わるよ。
きっと、強くなるよ。
風が強く強く吹いても、
立っていられるようになるよ。
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何度も泣いて、
何度も笑って、
いつか立派な、
"おとな"になるよ。