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1話 入学式

「皆さーん。こっちに集まってくださーーい。」


30歳ぐらいだろうか。

うちの母親と同じくらいの年齢に見える銀髪のお姉さんが、俺たち入学生に

大きな声で呼びかけている。


俺たちは指示通り、彼女の周りに集まってぞろぞろと整列し始めた。


「みんな揃ったかな、じゃあいまから、多目的室に移動しまーす。みんな遅れずについてきてねー。」


俺らは黙って言われた通りに彼女についていく。

馬車が何台か校内に見えたことから察するに俺たち以外の生徒は、もうとっくにここについているらしい。


馬車が3台…。

8人乗りの馬車だから、おそらく20人程度いるのだろうか。


ふと、周りの同級生たちを見渡してみる。


新入生募集の要項には9歳から12歳までとしか書かれていなかったから、背丈も性別もバラバラな奴らが集まっている。


あんまり、村の外に出る機会が少なかったから、髪の色や目の色、肌の色について他の地域ではここまで異なっているのかとかなり驚いている。


赤い髪の子は北の地方の出身だろうか。

北部の地方に赤い髪を持つ民族の国があると聞いたことがある。

にしてもちょっと赤みがかった程度だと勝手に思い込んでいたのだが、かなりまっかっかだ。


ほかにも目の色が両目で異なっている子もいた。

物珍しくてじろじろ見ていたら、何見てんだみたいな目でこちらをにらんできた。

俺は自分でできる最大限の自然な形で目を背けて、校内の風景に目を向ける。


校内はいたって何もなかった。

見た目がややこしい魔道具だとか、伝説の魔法使いの像だとか魔術学校と聞いて想像するようなものはなんもない。


あるのは物寂しくおかれた花壇に咲いたキョウジクという青い花のみ。


あれ?キョウジク?

こんなところに咲いてるんだ。

普通この花はもっと南のあったかいところでしか自生していないはずなのだが…

俺も町で輸入されたものしか見たことないのに…

だれか育てているのだろうか。気になる。


俺たちはその物寂しい花壇を通り過ぎ、校舎の入り口と思わしき場所にたどり着く。


「皆さん、ここが入り口です。履いてきた靴はここで脱いでくださいね」


ほう。そういう感じなのか。

校舎の見た目はかなり古かったが、内装は安全面のこともあってかかなり改修を施したらしい。

個人的に小さな村に住んでいたもんだから、家の中で靴を脱ぐという習慣はほとんどないので、なんかむずむずする。


俺たちは靴を脱いで、指定された場所におのおの靴を置いていく。


何でできているのだろうか。

靴を脱いで、裸足で床を踏むとひんやりとしたかたい感触が足を包み込む。


「はーい、こっちですよー。」


俺たちは言われるがまま彼女についていく。


途中で階段が見えたのだが、特に触れることもなくそこを横切って多目的室とやらについてしまった。

噂の売店とやらはどこにあるのかな。


「ここで、入学式が始まりますから、みんな静かにして座って待っていてくださいね」


銀髪のお姉さんは名前を告げることもなく多目的室の奥に消えて行ってしまった。

式の途中で自己紹介とかあるのかな。どんな人なんだろう。


俺たちは中に入り、用意されていた手前の椅子に一人ずつ座っていった。

予想通り、すでに15人くらいの生徒はとっくに到着していて、俺たちのことを退屈そうに待っていた。


別に時間通り来ているのだから、そこまで気負いすることはないのだろうが、なんとなく申し訳ない気持ちになった。


俺達で全員そろったはずなのだが、なかなか式は始まらなかった。


なんか目のまえのステージ上でドタバタしているのが見えたけど、そういうことには触れないでおこう。


生徒たちはしびれ切らしたのか、少しざわざわし始めた。


「なぁ、お前、名前なんて言うんだ?」


俺の隣でソワソワしていたその男も、我慢ができなかったのか、俺に話しかけてきた。


「俺のことか?俺はロベリア。ルイスっていう小さな村からきたんだ。よろしくな。えーーっと」


相手の方は、名乗っていなかったので、俺は自然な形で名前を尋ねてみる。


「あぁ、わりぃ。俺から名乗るべきだったな。俺の名前はラナ・クレオールよろしくなロベリア!!」


あれ?苗字?貴族の人?

確かによく見てみると周りの人より良い恰好をしているような気がする。

でも貴族の人なら家の人に魔術教えてもらえるんじゃないのか?


「あれ?貴族の人?どうしてここに?」


「あぁ、それなんだけど、うちの親父が教えるのめんどくせーって。教わりたいならここにいけってさ。せっかく魔法使えるのにな…剣術以外教えたくないんだと。」


「へぇ、そんなに魔術って人気ないのかよ…」


なんか不安になってきた。

今は魔法に対してワクワク感しかないんだけど、これで残酷な才能げーだったらどうしよう。

ちゃんと卒業できるのかな。


「そうだな、もううちじゃ剣術、剣術ってうるさくてさ。

俺あんまり好きじゃないんだよ剣振り回すの。魔法のほうが断然かっこいいよな!!」


心配しているのは俺だけなのだろうか。

そんな環境でよく魔術に興味持ったな。

俺だったら、将来のこととか考えて剣術を選択してるかも…


「ラナはどっから来たんだ?」


「俺はねサリスの…」


「皆さん。大変お待たせしました。これより入学式を始めます。」


校長と思わしき人物が壇上に上がり、俺たちの会話を遮った。


その声を聴いて、ラナはまた後でなみたいな顔で合図を送って、しっかりと前を向いて、校長の話をききはじめる。


俺もそれを見習うように背筋を張りなおして、校長の話に耳を傾けた。



「今から、はじめのことばを行います。」










入学して、初めて目にした魔法は「ハジメノコトバ」とかいう強烈な睡眠魔法だった。


校長の口から発せられるその魔法は俺達を気づかないうちに夢の世界へいざなった。


俺は何とか寝まいと目こすってまえのめりになりながら、周りを見渡してみたのだが、その効果は絶大だったようだ。前のやつらの頭は数人を除いてコクコクと揺れているし。最前列の奴なんてイビキかいてグースカ寝てる始末。おまけに壇上のわきにそろって座っていた4人の教師と思われる人も、一人うとうとしていて、それを隣にいた金髪兄ちゃんがたたき起こしていた。


校長はどう思っているのだろうと、みてみたのだが、あの人気持ちよさそうに目つむって話すもんだから、この惨状に気づいていない。

かといって教えたら、1からやり直しそうだから誰も何も言わない。

本当に異様な空間が出来上がってしまっている。


ほんとに大丈夫かこの学校。

俺は助けを求めるように隣にいるラナに視線を送ったが、こいつは人の目とか気にせずによだれを垂らしながら気持ちよさそうに寝ている。


俺はそれを見てあきらめることに決めた。

よし寝よう。

みんなとやればきっと怖くない。


俺は校長の魔法に耳を任せて眠りについた。






俺はラナに肩をたたかれ目覚めることになった。

どうやら先ほど、あの詠唱が終わったらしい。


次は教員の紹介が始まるとのことだ。

まじでナイス。起こしてくれてありがとう。

今日会ったばっかりなのに長年の友情のようなものを感じた気がする。


教員の自己紹介はとても興味がある。

案内してくれたあの銀髪のお姉さんそうだけど、自分のクラスの担任とか、これから、長いこと魔術を学ぶ上で本当に重要なポイントだ。


俺が学ぶことになっているのは水魔法。

学校の募集要項には、基礎魔法?として4つの学科選択が存在していた。


火起こしとか何かと生活にも利用できそうな炎魔法


魔物相手には絶大な破壊力を持ちそうな雷魔法


あんまし何に使うのかわからない風魔法


そしてあの「常世の魔法使い」も愛用していた水魔法


と基礎魔法として4つのクラスが存在しているらしい。


特段、前情報が書いてあったわけでもないのだが、俺はばぁさんの話の影響で、

水魔法に迷うことなく飛びついた。


先生とか同級生とか、あんまりそういうの気にしたことなかったな。

どんな人が、水魔法を教えてくれるのだろうか。

「常世の魔法使い」

みたいにかっこいい人がいいな。


そんなことをおもいながら、俺たちは真剣に先生たちの自己紹介を聞いた。



彼らの自己紹介は「ハジメノコトバ」と比べてずいぶん興味深い内容だった。


まず、気になっていた、あの銀髪のお姉さんは

ヤナミ・カレンというらしい。


名前の感じからしてヴァーロットではなく、クルワリス大陸のほうの出身なのだろう。


雷魔法のクラスを担当するそうだ。

優しいゆったりとした先生といった印象だ。相談とかしたい。


次に自己紹介があったのは風魔法の先生である、カルト・ドローチ先生だ。


30代くらいかな、白色ベースに緑のラインが入ったじじいみたいなローブをまとっている。


この先生はかっこつけてるのかわかんないけど、話し方がなんかうざかった。

こういう変な大人にはならないようにしよう。そう思いました。



お次は炎魔法の先生、リーファ・アルトリア先生だ。

「ハジメノコトバ」の詠唱中に寝ていた先生である。


しかし、驚くべきなのは、そこではなくその容姿だ。

おとな?だよな?身長が異様に小さい。俺たちの中で身長が高い方の奴ならば、おそらくこの先生よりおおきいはずだ。それくらい小さい。

この先生もローブをまとっていたのだが、無理して大人用のローブを買ったのだろう。

見てわかるほどぶかぶかのまま着ている。


そしてさらに驚くことがあった。

彼女は「紅蓮の魔法使い」らしい。


「紅蓮の魔法使い」

といえば3年前、あの黒龍討伐における英雄の名前だ。

かなり離れた俺の村まで噂が回ってきているのだから、おそらく相当な腕なのだろう。

黒龍を文字通りの「紅蓮」で灰にしてしまったのだとか。


もっと、屈強な男の人を想像していたので、こんな少女みたいな女の人がその正体だと思うと、驚きを隠せない。


なんなら、嘘ついてんのかもとすら思ってしまった。

是非、その「紅蓮」を見せてほしいものだ。

個人的にあとで質問したい。




彼女の話はいったんおいておく。

そんなことより、水クラスの担任の先生の紹介だ。


名前は、デルフィ・カイラードというらしい。


金髪でちょっとクセっけな彼は、話すたんびに頭の上の髪の毛をひょこひょこと跳ねさせている。

なんか頼りなさそうな先生だな…。

優しそうなのはいいけどさ。


出身がここからかなり南の方にある、ラスアという小さな国らしい。

だとすると、キョウジクはこの人が植えたのかな?


「契約の魔法」が得意だとかなんとか。

なにを契約するのだろう?

授業で見せてほしいな。


教員の紹介は意外にもあっさりと終ってしまった。

さらに深い話は、この先いくらでも聞く機会があるのだろう。

というか先生たちも校長の話で疲れていたのだろう。

リーファ先生とか特に眠そうにしていた。


そんなこんなで巻きで終わってしまった自己紹介であったが、それでも俺達を盛り上げるのには十分だった。


「なぁ、リーファ先生ってホントにあの紅蓮の魔術師なのか?」


ラナがこそこそと俺に話しかけてくる。

そういや、こいつはどの基礎魔法を選択しているのだろうか。


「あんなちっちゃな女の人だったとはね。めっちゃ意外だよな。」


「紅蓮の魔術師が先生なら、俺も炎魔法選択しておけばよかったな。」


「そういや、ラナ、お前基礎魔法はどこを選択したんだ?」


「あー、水魔法だけど…家、水魔法の家系だし。ロベリアは?」


おお、いっしょだ。一緒。これで入学そうそう話す相手には困らなそうだ。


「まじで?俺も水魔法なんだよ、ほんと奇遇だな。よろしくこれから。」


俺はうれしくなってついつい少し大きめな声で言ってしまう。

さいわい、先生たちには聞かれてなかったみたいだった。


「あぁ、…よろしく。」


ラナは驚いたような表情をみせながらもにっこりと笑ってそうつぶやいた。




入学式は教員紹介以外。特段面白いことはなかった。

半分以上校長の話で、基本、聞いても何言ってるかわからなかったので、こそこそとラナはなしながら、退屈な時間をつぶした。


ラナの話は彼自身が貴族出身なこともあってかなり面白かった。

サリスの西のほうにある、ハンナという地域を治める地方貴族の次男らしい。


貴族学校に通うのは、当主の後を継ぐ長男だったり、許嫁がいる長女や次女までらしい。

地方貴族の次男となると、大人になれば、貴族としての地位は意味をなさなくなり、ただの実家が太い一般人になるそうだ。


いやそれでもうらやましいけど。


彼は、家を出た後、傭兵として生活する予定を立てているのだとか。

でもそれで魔術って、できるのだろうか?

いまや実績を挙げている傭兵さんはそのほとんどが剣術を主軸とした何かしらの武術を扱っている。


魔術も歴史ある護身術であるとは言え、それで傭兵として結果を出すのは難しいのではないだろうか。


まぁ、できるできない関係なく応援するけどさ。



入学式が終わると、すぐにカレン先生による学校案内が始まった。


多目的室に案内してくれた時みたいに優しい感じで俺たちを丁寧に案内する。


校内は貴族学校を改修して作られているので、その構造は一般的な貴族学校のそれとほぼ変わらないらしい。


とはいってもラナみたいな例外を除いて、この学校に来ているほとんどの生徒が貴族ではないから、

学校の構造についてはほぼ初見だろう。

みんな物珍しそうに周りをぐるぐる見渡している。



さっきまでいたいた部屋は「多目的室」集会や催し事はたいていはここで行うらしい。


ほかには室内で運動できる「体育館」、調理道具がかなり置いてあって自炊に優しい「調理室」。

前々から気になっていた「売店」。田舎特有のだだっ広い校庭。

貴族さんは芸術とかもたしなんでいたのか「工芸室」「音楽室」「茶道室」「美術室」なんて書かれた部屋もあった。ただ、魔術学校には必要ないようで、それらの部屋はあんまり整備が整っていない。


ほかにもいろんな部屋を見に行った。

校内自体は4階建てでかなりの大きさがあるのだが、実際に使いそうな部屋はあまりなかった。


おそらく昔はかなりの数の生徒が在籍していたのだろう。

ほとんどの部屋が「教室」として機能していたようなあとが残っていた。


よくお世話になりそうなのは、「調理室」、「売店」だろうか。

調味料とかは自分で用意した方がよいだろうか。

さすがに塩ぐらいはあるといいな。


ああ、あとわからないことがあったら「職員室」なるものに行けば、先生が常に誰かしらいるのだとか。


まぁ、初日だし、そこら辺のシステムについては、時がたてば慣れていくと思う。



「学校案内は以上になります。ここからは、みなさん寮に行って解散となります。明日からは皆さん今日紹介した教室に各々向かってください。7時半ですからね。時刻は、一応鐘を鳴らして知らせますけど、その時間より前に行動できてると素晴らしいですね。では、向かいましょうか。」


学校案内が終わると、俺たちは寮に案内される。

そういえば、カレン先生の説明を聞くまで寮のことを忘れていた。

特に入学する前に寮についての説明がなかったのだが、どんな感じなのだろうか。

ベットがいいな。布団は片すのがめんどい。


俺たちは校舎からいったん出てあのキョウジクが咲いている花壇のところまで戻ってきた。


「寮はこっちよ。」


カレン先生についていき、俺たちは校舎の裏側へと向かう。


なんの木だろうか。おそらく落葉樹と思われる木がいくつか生い茂る中に、校舎と隣接する形でおかれている寮がそこにはあった。


「皆んなー、今から鍵を渡すから、少し待っていてくださいね。」


あらかじめ誰がどこの部屋を使うのかはきまっているのだろう。

ポケットから名簿を出して、手に持った複数のカギとにらめっこしている。


寮は校舎と同じで4階建て。これも当時使われていたものとほとんど変わっていないから、相当な生徒数が入りそうだ。

年季が入っているとはいえ、当時の貴族さんが使っていたわけだから、まぁまぁの部屋を想像してしまう。


「なぁ、ロベリア、お前料理とかできるか?俺そういうのはかぁちゃんにまかせきりでさ。」


ラナはなんだか情けない顔をしながら、おれに質問してきた。


「うーん、知ってる食材なら、たまに母親の手伝いしてたから大丈夫だけど、知らないのは無理。

多分、そこらへんも先生が教えてくれると思うし、そんなに心配する必要ないと思うけど…」


「そうかなぁ…」


ラナは心配そうな顔を浮かべながら、カレン先生に呼ばれてそのまま寮の説明を受け始めた。


しかし、料理か、気温も地形も元居た故郷と似ているし、シツケナキメクロもいたし、そこまで手に入る食材は変わらないと思うのだが…

(シツケナキメクロはあんまりおいしくないけど。)


明日あたりに売店を見に行ってみよう。

学校案内の時に説明があったんだけど、何が売ってるかまではざっくりとしか教えてくれなかったし。


そんなことを考えながら、俺はカレン先生に呼ばれて、寮の説明を受け始めた。






俺が指定された部屋は2階の階段から向かって4番目の部屋だった。

木が少しかかっていて日当たりが微妙そうなんだが、そこらへんは許可とって整備させてもらおう。


肝心な部屋の内装はというと、思っていたよりも広くて、過ごしやすそうな部屋だった。

いくら貴族が住んでいたとはいえ、広さはそこまで大きいものは作れないはずなので、ここはもとは2人用の部屋だったのかもしれない。


備え付けの家具は、普通のベットに小さいテーブルと小さな椅子のセット。

今の時期でまぁまぁ涼しいんだから冬はもっと冷えるのだろう。

毛布がいくつか置いてあった。


イスとテーブルはおそらく当時のものだろう。かなり年季がいってるのだが良い木材をつかっているのかまだまだ使えそうな感じがする。


俺は、イスとテーブルをべたべたさわったあと、持っていた日用品の入ったバッグを放り投げて、ベットに腰を下ろす。


ベットに腰を下ろすと、自分でも認識していなかった、今日の疲れがどっと、体に押し寄せてくるのが分かった。

手足の末端の感覚が薄くなり頭がほわほわするような感覚だ。


俺はそのままベットで横になり、目をつむって今日の振り返りをしてみる。

しかし、そんなことは襲い掛かる睡魔の前でできるはずもなく、俺は夢の世界へといざなわれた。


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