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断片4「忘却防止のト書き」
深く、深く、深く。いざ目を閉じれば、あっという間に世界の裏へ。
今日はどこ行く?何を見る?持ち物不要の日帰り旅行、明日来りゃ露消える楽しい幻想。けれども見たい続きは状態保存できず、一度見たもの二度目はない。記憶を漁れど再現できず、しかして現実は今日も残酷に流れ続けて往く。
それでも見たい、それでも識りたい。あの幸せを留める為にはどうしよう、あの幸せを繰り返し続けたいならどうしよう?
ーーだから私は、今日もあの夢に潜るのだ。
突然ですが新章です。今後の展開を考慮し、区切る場所が見つからなかったので予告なしにぶっこみました。行き当たりばったりすぎる…。
次回以降は予告を入れたいですが、予定は未定。頑張って書いていきます。
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●またCMかよスキップするわ…
あーッ!お客様、たった200字なんです!5秒で即スキップボタンを押さないで!
あーッ!お客様、あーッ!
●それはそれとして
現実では何度寝ても全く同じ夢に潜れる筈がないのに、どうして同じ夢にこの人は潜れているのでしょうね?




