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カラーメモリー 【改稿前】  作者: たぬきち
アカリとフシギなタマゴ編
8/59

8色 ヴェルデの森と試練の塔


 わたしとシーニそしてマルの三人は青い海がキレイにみえる水平線を船に乗って移動していた。

 あれからいろいろと話あってヴェルデの森にむかうことになったんだけどわたしたち三人以外は予定が合わなかったり行けないなどのいろいろな理由があったんだ。


「クロロンがこれなかったのは残念だね、クー」

「ピュルーン…」 

 クロロンがこれなくてクーは少しゲンキがないみたい。


「そうですね。言い方はあれですがクーのエネルギーの補給を出来るのがアカリひとりになってしまいますからね。私も是非ともテンパ少年に同行してもらいたかったですね」

「まあ、仕方ないよ。クウタくんの家族から許可がおりなかったからね」


 そう、クロロンはカラダが弱くてもしなにかあったら大変という理由でそれを心配した家族に止められてこられなかったんだ。


「それとミズキとランも来てほしかったな~おねいちゃんさびしくて死んじゃうよ~」


 シアンはクロロンが行かないなら行かないという理由でシーニのもうひとりの妹さんは学校の用事があるとのことだった。


「一番以外なのは《のじゃ魔女さん》が来なかったことですね」

「《のじゃ魔女さん》ってもしかしてピンコのこと?」

「はい、そうですが」

 のじゃ魔女さんこと魔女のおねえさんがこなかったのはわたしも意外だった。



「キミが行かないのは意外だね」

「まあのう、クーさんのハネのことでおばあちゃんの書斎を借りる代わりにおばあちゃんの今やっている研究を手伝わんといけなくてのう」

「わざわざそこまでしてくれたのにごめんね」

「気にすることないのじゃ、わたしゃが好きでやったことじゃからのう」

 おねえさんは「それに」と言葉を続ける。

「お主程のハイスペック人間がおれば問題ないじゃろう。自分で云うのもなんじゃがお主はわたしゃ以上の天才じゃからな」

「課題評価しすぎだよ、わたしはミズキとランに毎日抱きつかないと生きていけない自他共に認めるブラシスコンだよ…あれ?調査に行くってことは二人に抱きつけない?」

 シーニは慌ててシアンの元にかけよる。


「ねえ、ミズキやっぱりミズキも一緒に行かない?」

「行かない」

「メロンパン買ってあげるから」

「自分で買うからいい」

「欲しいものなんでも買ってあげるから」

「別にいい」

「なんでもいうこと聞いてあげるから」

「じゃあ、行かない」

「どぅぉしてだよぉ!!」

 シーニはその場に膝から崩れ落ちてシアンの足にしがみつく。


「じゃあせめてミズキの私物なにかひとつくれたらあきらめるから!!」

「…………………………」

「おねがいだからぁ!!!」

 シーニはしがみついたまま大きく暴れる。

「………………………………………」

 少し長めの沈黙の後、シアンが口を開く。

「わかった」

「よっしゃぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーー!!!」


 シーニははち切れんばかりに喜ぶ。


「よかったね。シーニ」

「これで安心して行けますね」

「…これがあのシーニさんの姿ですの?」

「まあ、彼女にもきっといろいろあるんだよ…」 

「これがアナタの認める《天才シーニ》ですか」

「前言撤回しようかのう…」 



 っていう感じ今にいたるんだ。


「まあ、何と云いますか、今に始まったことではありませんがこんなものまで用意してしまうとはさすがシーニとしか云いようがありませんね」


 マルは改めてわたしたちの乗っている船内を見回す。

 それは、豪華客船まではいかなくてもかなり大きな船だった。


「十畳程の客室が十二部屋ありそれぞれにバス、トイレ備え付けで別の場所に大浴場がありダイニングルーム、さらには娯楽室までもう何でもありですね」

 マルは少し苦笑いをしながら言葉を続ける。

「しかも、これをシーニが操縦出来るとは、ここまでの天才っぷりを見せられると正直引きますね」

「ほんとにシーニってすごいねー」


「おーい、二人とも!」

 わたしとマルはシーニに呼ばれシーニの元に行く。


「ほら、みえてきたよ」


 指のさされた方を視てみると大きな島がみえてきた。

 それは、遠くからみても大きな森のような?モノが島の上にそびえたっていた。


「アレが《ヴェルデ島》ですか?」

「うん、そして、その奥にみえるのが」

「ヴェルデの森」

 

 船が島に到着してわたしたちは船を降りる。


「ちょっとまっててね」


 シーニは魔空間からホウキを取り出しそれに乗り腰に掛けていた杖を手に持つと船の周りに円を描いていった。

 すると、船は円に吸い込まれる様にその場から姿を消した。


「よしっ収納完了っと」

「わざわざ魔空間に収納していくんですか?」

「うん、なにかあったら大変なのとこの島に住む動物たちを警戒させたくないしね」

「それもそうですね。さて、まずはどうしましょうか?…アカリどうかしましたか?」

「え?あ、うん」


 二人が話ている時に森のほうをずっとみつめていたわたしにマルが気がついて問いかけてくる。


「なんかフシギな感じなんだけど…あそこ、はじめてくるのにはじめてじゃないような?感じがするんだ」

「なるほどやはりそうですか」

「え?」


 わたしの発言になにひとつ疑問に思うことなくマルとシーニは答える。


「逆にその反応はありがたいね」

「どういうこと?」

「つまりはこの島が《限りなく正解に近い》ということです」

「マコトの奴いつもスカした顔してるクセに頼りになるからね」

「じゃあ、あそこに行けばクーをオヤドリのもとに返せるんだね!よかったねクー!」

「ピュルーン♪」

「待ってください」

 走りだそうとするわたしをマルが止める。


「アカリ、クーのタマゴを見つけた時アカリがどうなっていたかという私達が立てた仮説覚えてますか?」

「えっーと、あっそうだ!たしか『飛ばされた』だったよね!」

 わたしはクーが生まれた時の会話を思いだす。


「そう、ほんの数分でもアカリはあの場所に飛ばされていたってことはまたどこかに飛ばされちゃう可能性があるから警戒していかないとね」

「しかも、もしそうなったら私達が数日掛けて船に乗ってきたことが水の泡になってしまいます」

「そ、そうだよね、ごめん」

「まあ、責める気はないので大丈夫ですよ」

 反省するわたしをマルは優しくフォローしてくれる。


「よし、じゃあ、なにが起こるかわからないけどレッツゴーだね」

「おー!!」

 シーニのかけ声にあわせてわたしたちはゲンキよくに返事をしてヴェルデの森に足を踏みいれた。


 

「何だか不思議な場所ですね」


 しばらく森の中を歩いているとマルが周りを見回しながらいう。


「フシギ?」

「はい、この森に入ってからというかこの島に着いてから少し《魔素が濃い》ですね」

「そうだね、周りに浮かぶ魔法卵から少し濃い魔力を感じるね」

 そういうとシーニは近くの魔法卵を手に取り割ると腰にかけていた杖の先端に魔力を集中させる。


「へえー、ここの魔素はカーミンの約1・3倍の濃さみたいだね」

「え?シーニはそこまで解るのですか?」

「まあ、なんとなくだけどわたしは《モノに魔力を与える魔法》が得意だからそういったことを知っているってだけだけどね」

「ほう、噂に聞くあの珍しい魔法ですか」

「そうだね、もう少し分かりやすくいうとね。えーっと、アレなんかいいかな」


 シーニは近くに落ちていた少し大きめの石に杖をむけてさっき先端に集めた魔力をぶつけた。

 すると、その石は浮きだしてシーニのもとにくるとシーニはそれに腰をかける。


「わたしの魔法はこういう風に魔力を与えた《モノ》を自由に動かすことが出来るんだけど例えば本来わたしの魔力量では人10人分の重さが限界だとして13人分まで運べるようになったって感じかな」

「それは、かなりのパワーアップですね」

「でも、いつもの感覚で魔法を使うのは気をつけないといけないね」

「そうなの?」

「アカリ、試しに軽く【フレイム】使ってみてよ」

「うん、わかった、よし、【フレイム】!」


 わたしはシーニにいわれたとおりに学校で習う初級魔法の【フレイム】をつかってみるとわたしの指の先から火の玉がでた。


「あれ?なんかいつもより火が大きいね」

「なるほど、初級魔法でも変化がしっかり分かるんですね」

「そう、もしいまこの場所で本気の【ブレイズ】なんて撃ったらどうなると思う?」

「それは…」

「辺りが火の海に成りかねないですね」


 わたしはそれを想像してゾクッっとして急いでフレイムでだした火を消した。


「ごめんごめん、話が極端だったね。そんなに怖がらなくてもいいよ」

「いえ、意識から変えるのは大切なことです」

「そ、そうだね、わたしも気をつけないと」

 わたしたちは魔法を使う時はしっかりと注意をはらおうということになった。

 そのまま探索を続けていると少し身に覚えがありそうな場所についた。


「あれ?ここって」

 わたしは小走りでさらに奥にすすむ。


「やっぱり…ここって」

「どうしました?アカリ」

「もしかして《ココ》?」

「うん」

 感のいい二人は気が付いてくれたみたい。


「ここで《クーのタマゴを拾った》んだ」


 よく覚えているこの場所。

 わたしとクーが出会った場所。

 あのときはよくわからなかったけどたしかにわたしはこの場所にいた。


「早速ですが、辺りを調べてみますか?」

「そうだね、最善の注意をはらってね」


 二人はさっそく準備に取りかかろうとする。

 わたしは二人をみると二人の顔がみえなくなっているのに気が付いた。


「あれ!?マル、シーニどうしたの!?二人がみえなくなっちゃったよ!?」

「!!」


 わたしの叫びに二人も異変に気が付いた。


「こ、これは!?《霧》ですか!?」

「二人とも落ちついて!その場所から動いちゃダメだよ!」

 シーニは冷静に指示をだす。


 しばらくすると霧が晴れて周りがみえるようになった。


「へぇーこんなことがあるんだね」

「これは驚きですね…空いた口が閉じませんよ…」

「…う、うん」


 わたしたち三人は目の前の光景に唖然とする。

 そこには、さっきまであきらかになにもなかった場所に大きな塔がそびえたっていたのだ。


「私達が飛ばされたのかはたまたあるべきものが姿を現したのか…」

「とにかく目の前に現れたってことは歓迎されてるんじゃないかな」

「よ、よし、じゃあさっそくいってみよう!」


 わたしたちは塔に近づいてみると入口のような場所に着いた。


「わたしやっぱりこの塔みたことあるよ」

 わたしは前にクーがみせてくれた景色を思い出す。

「なら、もう間違いありませんね」

「ここが《試練の塔》だね」

「クーここがキミの家なの?」

「ピュルーン?」とわたしの問いかけにクーは首をかしげる。

「クーが生まれた時もそうですが、急な展開で頭が付いて行けませんね」

「まあ、冒険してる感じがあって楽しいけどね」

 シーニが楽しそうにいうとマルも「そうですね」と笑う。


「さて、まずはこの扉もとい門をどうやって開けるかですね」


 マルは門を押してみるがビクともしないようだ、そしてすぐに切り替えて門の描かれている絵に目をやる。


「やはりこれを解かないと中に入れない仕組みなんでしょうか?」

「これはなんだろうね」


 二人を悩ませている絵をわたしもみるそこには、アーチ状になっている長い枠が上から下に数えて七つあった。そして、左の門に丸いナニかを置く台みたいなのが枠のひとつひとつにあった。


「どこかでみたことあるような?」

「そうなんですよ。何処かで見覚えがある形なんですよ」

「七つ、枠、線?」


 わたしたちは大きく唸る。ふと、ナニかに気付いたのかマルがクーを眺める。


「色です!」

「!?」

「謎が解けましたこの絵が現すことは七つのアーチ状の色!つまりは《虹》です!」

「ああ!たしかに虹の形にみえるね!」

「なるほど!」

 シーニは手をポンッと叩いた。


「つまり枠の先にあるこの台に魔力を通してみます」


 マルは上から二番目の台に魔力を通すと上から二番目の枠のアーチが橙色に染まった。


「私の魔力の色は《橙》ということは虹の一色として使えます」

「ということはわたしとアカリの魔力も使えるね」


 そういうとシーニは下から二番目の台に魔力を通すと下から二番目の枠が青に染まった。


「え、えっと、虹の赤ってどこだっけ?」

「一番上です」

「ありがとう」


 マルにわたしの場所を教えてもらってわたしも試してみると一番上の枠が赤色に染まっていった。


「さて、三色は埋めることが出来ましたが問題発生ですね」

「どうしたの?」

「私達三人では三色が限界です」

「あっそういえばそうだね」

「私達の《副色魔力》では虹の色がありません。どうしたものか」

 マルは手を顎にあてて考える。


「これって使えるかな?」

 シーニは魔空間から色のついたハネを何枚か取り出した。


「それは、カーミンで帰りを待つ人々の魔力を籠めたハネですね」

「そうミズキたちが魔力を流して色が変わったハネだよ」

 シーニが取り出したハネはみんながクーのハネを使って遊んでいた時に出来たモノだった。


「ナニか役に立つかもと思ってなんとなく持ってきてたんだ」

「ナイスですシーニ。原理は解りませんが魔力を流す事によって色が変わるクーのハネの性質なら恐らく《魔力が残っている》かもしれませんね」

「じゃあ、さっそくためしてみよう!」

 二人は頷きさっそく台の上にハネを置く。

 試しに一番下の台に《柴色のハネ》を置くと一番下の枠が柴色に染まった。


「ビンゴですね」

「よし、じゃあ、他のも試してみようか」


 続けて《水色のハネ》《緑色のハネ》を置いていき最後の台に《黄色のハネ》を置くためにシーニがハネを取り出すとマルが静止する。


「少し待って貰ってもいいですか?」

「どうしたの?マル」

「いえ、このままそれを置いても問題はないと思うのですがその《黄色のハネ》だけ《違う方法で作った》ので少し気になってまして」

「あ、たしかにそうだったね」


 わたしたちがクーのハネを使って色を変えていった時は黄色の魔力の人はわたしたちの中に《いなかった》んだ。

 そこで、魔女のおねえさんが試しにわたしの赤のハネにクロロンの魔力を流すように言ったんだ。

 すると、赤のハネが黄色のハネに《色を変えた》んだ。


「アカリとテンパ少年の魔力を《混ぜた》ことによる色の変化、恐らく絵の具の原理と同じだとは思いますがそんなことの出来るのがどうしても不思議で気になっていたんです」 

「そうだね、わたしも引っかかってたんだ」

「でも、考えられる可能性をいうのであれば…《既に試練は始まっていた》ということでしょうか…」

「え?」

「そうかもね、わたしたちはここに来る前から《試されていた》のかもね」

「どういうこと!?わたしはバカだからよくわからないよ!」

「あくまで可能性ですがよく考えてみてください。アカリがクーのタマゴを授けられて私達が今ここにいる現状恐らくですが運命づけられた気がしていまして」

「そして、この《ハネ》、これがなければこのトビラのナゾは解けていなかった…つまりナニかに引き寄せられているかもしれないってことだね」

 マルとシーニの顔が少し曇る。


 自分たちのやっていることは本当に偶然か?必然か?二人は不安になっていた。


 でも、なんとなくだけどわたしは不安が一切なかった。なぜなら…


「それでもいいんじゃないかな」

「!?」

「わたしはバカで二人よりは全然ダメダメだけどクーと出会ったこと、この場所にいることがナニか決められていたことだとしてもわたしはそれでもいいかな」

「………」

「だって、つまりはその…えーっと、そのおかげでクーに出会えてそしてみんなと楽しく笑いあえたしいろいろなことをしれた、なによりわたしの今まで生きてきた人生がなにか決まられた運命だったとしてもマルやシーニそれに今まで出会ってきたたくさんの人たちとめぐりあわせてくれたそれってつまりは《今を生きてる》そして、いろいろな思い出 《カラーメモリー》ってことじゃないかな!」


「…フフ」

「え?」

「アハハハハハハ!!」

「ええ!?」


 なぜか二人に大笑いされてしまった。

 やっぱり変だったかな!?


「すみません。別に馬鹿にした笑いではありません。むしろ、感謝をしたいくらいです」

 マルは訂正するようにいうとシーニもそれに言葉を続ける。

「さすがアカリだね、わたしたちじゃ気付かない…いや、あたり前過ぎて気付けかったことをいってくれるね」

「私とシーニは深く考え過ぎていましたね」


 マルとシーニは互いを見てわたしをみると


「私達も信じてみるとします。いろいろな思い出 《カラーメモリー》を」


 二人は満面の笑みで返してくれた。

 そして、黄色のハネをわたしに渡してきた。


「これを置くのはアカリにやってほしいな」

「わたしでいいの?」

「はい、やっぱりクーを授けられたアカリこそが適任だと思います」

「うん、わかった」

 シーニからハネを受けとるとわたしは台の前に立つ。


「じゃあ、おくね」


 深呼吸をして少し心を落ち着かせると上から三番目の場所にハネを置く。

 最後の枠が黄色に染まっていってすべての枠に色が付いて虹の絵が完成した。

 トビラが音を立てて開いていった。だけど、トビラの先は光輝いていて中がまったくみえなかった。


「中に入らないと状況がわからないみたいだね」

 わたしたち三人はトビラの先をしばらく眺めていた。

「はいってみようか」

わたしが二人にいう。

「そうですね。ここまで来たらどんとこいですね」

「なにかキケンがあるかもしれないから気をつけないといけないね」

「よーし、いこう!」


 わたしたちはトビラの先に歩みを進めた。



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