生きるということ
頑張って、生きてみよう……!
辛くて 辛くて 仕方がない
毎日
命を擦り切らして生きていく毎日に
何の意味があるの?
と思ったあの日々
暗い目をして
呼吸すらままならなかった
苦しくて
苦しくて
光なんか見えなかった
そんな時に
たった一つの命が永遠に失われたニュースを見た
ドキリとした
命が失われるとはこういうことなのだと
全てが終わるということなのだと
生きるということ
それは毎日に幸せな事なんて圧倒的に少ないのかもしれない
けれど
空は青い
鳥が飛んでいる
下を見れば
アスファルトの隙間から花が咲いている
ふと顔を上げれば
視線の先で幼子が母親と父親と手を繋いで笑っている
そんな何げない日常風景が
これがもう全て
二度と見られない
あなたの笑顔さえも
だから
辛くとも生きていて欲しい
だから
私の元に来て
何か話して欲しい
聞くことしか出来ないかもしれないけれど……
そして一緒に歌おう
命の歌を
歌って
歌って
生きてみよう
それが
「生きるということ」
重たい詩かもしれません。
お読み下さり、本当にありがとうございました。