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十五。朝のひととき

次の日。

いつもの如く朝に起きて彩たちの部屋に向かう。

今日はアルリエも、同伴してるけど…


「よーっす!おはよーな!」


普通に部屋のドアを開け1番に挨拶する。

これが俺の最近の日課と言うやつだ。


「あ、直樹。おはよ!」


「おはようございます」


良い挨拶だ。

……と、そんなことより気になるんだけど


「今日、テンション高くね?」


それを聞くと待ってましたとばかりにフッフッフと微笑み……


「コレ見て。直樹」


彩がドヤ顔で1枚の封筒を手渡してきた。

やけにキラキラな封筒だな……


カサカサと音を立てて封筒から手紙を取り出す。


なになに?


加藤直樹様一行へ


国王陛下より王国主催の舞踏会に皆様を招待しようと仰せだ。


1週間後の1月3日16時、王城へ。

予定があり欠席する場合はギルドを通してもらえば構わない。




「ま?」


「ま!」


一瞬イタズラかと思ったがそうでは無いらしい。

……俺が少々疑心暗鬼なのは過去の彩のせいだけどね。


……なんて思っていると後ろに居たアルリエがちょんちょんと袖を引いてくる。

どうした?と振り向くと


「ま、とはなんだい?」


と心底不思議そうに質問してきた。


「…ぷっ!!」


「笑うことは無いじゃないか!」


なんだか顔を赤くして対抗しているのが微笑ましい。

昨日はあんな事を言っていたが俺より身長も低いので可愛らしい限りだ。


彩もエアも笑っている。


「まを知らないの?」


楽しいからもっとからかってやる。昨日のおかえしだ。


「もういいよ。自分で調べるから!」


多分調べても分かんないと思うけど……

こっちの世界では通用しないだろうし。


必死で道行く人に「ま」とは何か聞いて回るアルリエの様子が脳裏に浮かぶ。


……可哀想なので教えてあげようか。


「まって言うのはマジ?って意味だよ」


「……」


ん。どうしたんだろう。


「マジとはなんだい?」


「あはははははっ!!」


面白すぎるだろ!

あーお腹痛い……


……という事はこの世界では通じる言葉と通じないがあるってことか。

ま、当然か。


「マジって言うのは本当って意味だよ。」


「そうなら最初から本当と言えば良いじゃないか。おかげで僕が恥をかくはめになってしまった……」


さて、これで昨日のやつはチャラにしてやろうと思う。


さて、今日は何をしようか。

経験値稼ぎにどこかへ行っても良いし、パーティーの正装を購入しに行っても良いし。


「今日は何する?」


そう聞くやすぐにエアが挙手をする。

これは何か期待出来るかな?


「エアはなんでも構いません!」


うん。元気でよろしい。

次は意見も欲しいけど。

まぁ、これはこれでほっこりするから良いか。


「あ、じゃあ私もなんでもいいよ!」


これ、結局俺が決めないとダメとかならないよな?

アルリエに期待するしか無いな。

頼む……何か良い案を……


「アルク大森林はどうだい?」


「前行ったんだよなぁ……」


最後の希望が消えた……

いや、ここはアルク大森林に行くか?


「ならエタンレイクはどうかな?」


お?聞いた事も無ければ行ったこともない。

レイクなら池なのだろうか?

少しは期待しても良さそうだ。


「まぁ、何が出来るかは行ってからのお楽しみにしよう。……どうするかい?」


他に候補は無いし行ってもいいか。

彩とエアも大丈夫らしい。


「ならすぐに出発しよう。一応僕の転移魔法を使うけど時間は長く取りたいからね。」


何をするんだろう?

……あんまり嫌な予感はしないかなぁ



どもどもREIKA。です。m(_ _)m

ちなみに次回は池で獲物を狩るわけでは無いです。

それからのんびりとコラボ企画の設定も完成して執筆を開始致しました!

なかなか燃えます


さて、今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!

また次回も会えたら良いなぁ


それでは!


2020年5月 のんびりとしながら。具体的に?そんなの無いよ

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