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EX.人魔大戦【序章】アメル第1戦線

この話はヴィルセディスとジークの出会うきっかけの話です。

また、この話だけでは完結しません。


あとこの話を書いた時点での予定ではEX完結まで1時間ごとに投稿します。(多分決行されません)

「俺が必ずお前を救ってみせる!」


そう言い残し轟く紅蓮の炎の中へ。

長年連れ添った友は消えていった。


「なんで!なんで僕じゃ……ないんだよ」


アイツはまだ死ぬべきじゃない。

おとりになるのなら僕でも良かったはずだ。


まだ間に合う。


僕が行っても何も変わらない。

それでも行かなければいけない。いや、行きたいんだ。


「待ちなさい!今回は退却だ!早く戻れ!」


指揮官が僕の行動を察知し叫ぶ。

聞いてられない。アイツは僕の…


「親友だからだぁぁ!」


アイツを追い業火に飛び込む。


全身が焼ける感覚に(ヒル)みそうになる。


それでも前へ。

どこまでも前へ。


魔王連合幹部ジーク・トーラス。

貴様だけは許さない!


親友……ヴィルセディスを追い、僕……ラスターは荒れる炎の波を掻き分ける。


1頭の白虎のように猛然と走り続けた


……そしてようやく炎の波が途切れる。


「そこまででございます。」


「かはっ!!」


突如として眼前に閃光が迸る(ホトバシル)。


敵だ。それも放つ魔力は幹部クラス。


ここには僕しかいない。僕がコイツを倒すんだ。

剣を抜かなければ……剣を……剣を……


その剣を探す右腕はどこにも付いていないのだった。


「あぁぁぁぁぁぁぁ!!」


腕を飛ばした犯人を見る。……が彼は剣など抜いていなかった。


「ほう。お友達を助けるためにジーク殿を倒そうと……健気な者ですな。」


「だまれ!お前に僕達の何が分かる!カタストル・エルドル!」


最高クラスの魔法に、王家しか使えない最高魔法階級「エルドル」を追加する。


その凄まじい威力に敵は素早く何かを察知する。


「貴方は王族でしたか。ならば私は貴方を殺せない。ここは引きます。」


そう言い残し敵は消えていった。


「リコルド・クラフト」


取り残された僕は即座に義手を制作し、強引に切り飛ばされた腕に装着する。


「がぁぁぁぁ!」


激痛が走るが気にしていられない。

今も戦う親友を何としてでも助けなければいけない。

遠くから聞こえる爆発音を頼りに再び僕は走り始めた。


▷▶︎▷▶▷▶︎▷▶▷▶︎▷


人魔大戦の最初の戦い。アメル第1戦線。

その最前線で戦っているのが俺の所属する部隊だ。

その戦いの中で、部隊のメンバー全員が魔王連合に呪術をかけらた。

解除方法は生贄として1人だけ残酷に殺されるか、全員呪い殺されるか。

迷わず俺がその1人に立候補し、長年連れ添った友と別れた俺は、熱無効魔法と脚力上昇魔法を自分にかけ、宿敵を殺すため炎の中へ飛び込んだ。


魔王連合ノ三、ジーク・トーラス。

俺の数々の友を殺し、俺の育った街を焼いた大罪人。

他の奴がやらねぇなら俺がやる。

他の奴がこれ以上死なないためにも俺がやるんだ。


「いってらっしゃいませ。」


炎を抜けると丁寧にお辞儀する者がいた。

その出で立ちはまさしく……


「魔王連合ノ4、コール・カターヴィレ……」


彼から敵意は感じるが殺気は感じない。

今はとりあえず先に進もう。


ちなみに無策では無い。

そもそもここで死んでやるつもりも無い。


呪術は術者本人を殺せば解除される。


ならば俺がその術者を殺せばいい。


ちなみに俺はいわゆるチートと言われる力を保有している。

この世界で俺に抗える者は居ない。


首を洗って待っていろ。ゴミ虫め。


「ようやく来たか。」


重厚感のある声が響く。

この声こそがジーク・トーラスで間違いないだろう。

とりあえず、何かあってからでは遅いのでここでチートを解放する。

この力はON/OFFが効くのでかなり助かる。

不意打ちには弱いが。


「テメェは俺をどうしようってんだ。」


「威勢の良い奴だな。だが直に彼方の口も閉じる事になる。最後に好きなだけ口を開くがよい」


生意気なこと言いやがって。

直に口を閉じるのはテメェだよ。マヌケが。

そんなことも知らずにジークは恍惚な表情を浮かべている。


「3度は言わねぇ。俺をどうしようってんだ」


「ほう。関心した。そんなに早く死にたいのか?ならお望み通り殺してやろう。……拘束せよ」


ジークが命じた途端、漆黒の鎧に身を包んだ兵士が近づいてくる。


大人しく拘束されておいた方が良いのだろうが、こんな奴らに縛られるくらいならここで殺す。


「生成。エクスカリバー」


前世の世界で伝わる最強の剣【エクスカリバー】


ちなみに俺が使うのは名前だけがエクスカリバーでその本体はエクスカリバーなど比にならない程の強さを誇る。


「惨殺ショーの開演だ。テメェらも最後に一華咲かせてやるよ」


そう言い、俺は不敵に笑った。

はい。こんにちは〜 REIKA。です!

今回はヴィル王の過去のお話です!

なんて言うか戦記物は難しいですね……

友達に聞いても分からないって言われたので男友達にLINEで聞き込んで今回の話が出来ました。

専門用語の使い方とか間違えてないか不安です……

あと、ヴィル王はヴィルセディスであってヴィルへ…ではないですよ〜。


さて。今回も最後まで読んでくれてありがとうございます!また次回もお会いしましょう!


2020年5月 頭がおかしいくらいの猛暑にのたうちまわりながら


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