《プロローグ》
初めての投稿です。
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俺は藤堂健17歳の高校2年生だ。俺は何事に置いても普通である自信がある。
クラス内でも目立つことはなく、テストの順位もいつも中盤、特別運動神経が言いわけでも、何か特技があるわけでもない。その代わり俺は全て置いて普通の成績を残せる、俗に言う器用貧乏といつやつだ。そこに不満もないしこのまま普通に歳をとって死ぬかと思っていた……
「それがなんでこんなことに……」
俺は学校から解放された喜びに満ちて優雅に下校していた。だが、そこにトラックが、突っ込んできた所までは覚えている……
だが、今目の前にあるのはトラックではなく…
「ヨーロッパの街...か?」
中世のヨーロッパの街の商店街だった。
「なんでだ?トラックは?え?は?」
「もしかして俺、死んだのか...?」
急な異常事態に俺の頭はついていけていないようだ。
「1回誰かに聞いてみるか…でも日本語通じるのか?」
考えていても仕方がないので果物屋の人に質問してみた
「ココハドコデスカ」
「あ?あんた見たことない顔だな。旅人かなんかか?」
「日本語話せるのか!」
「日本語?なんだそれ?」
「え?」
「今話しているのは人間語だろ。」
「ヒューマノイズ?」
「なんだ、知らないのに話せるのか?こりゃ面白いやつがいるもんだな」
「ところであんたはどこからきたんだ?」
「どこって、日本だけど」
「日本?聞いたことねー国だな。いや町か?」
あれーおかしいなー日本てそんなに知名度低かったっけ?
「まあ、俺の話は置いといてここはどこなんだ?」
「どこってここは人の国エデンだが。」
エデン?エデンてどこの国だよ!
「あんた旅人か?じゃなきゃ新人冒険者か?」
「冒険者?なんだそれ」
「それも知らんのか。冒険者ってのは魔王軍の魔物共を倒すために国王が設けた職業制度だよ。」
「冒険者は国や町、村などから出された依頼をこなして報酬を得る。上級冒険者になるほど稼ぎは良くなるらしいな。」
魔物。冒険者。つまり俺は別世界に飛ばされたってこと…つまり異世界転生!ついに俺にも特別な事が起きたのか!
「新人冒険者はギルドで登録しなきゃ依頼は受けられん。もしなるつもりなら真っ直ぐ進んだ所にギルドがあるからそこで登録してもらえ。」
「ありがとよオッサン!」
「おう、頑張れよ。」
やることが分かればすぐに動くべきだな!
こうして俺は新人冒険者として登録してもらうためギルドへ向かった。