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キャラクターメイキング

美奈子は、【景】の処理測定(ベンチマーク)などより、山田一新が気になっていた。


ネットで検索したが何もヒットしなかった。

美奈子には、色々な裏の顔があった。

物凄い大きくて高価な物を買ったという事が一新と大将の会話からわかっていたので、日本の納税者の金額を検索する。

個人情報保護で、一般では検索出来ないが、国営企業の日本科学センター時代のコネで検索をした。


結果は、日本の納税者の一位に山田一新がいた。

しかも、その収入は世界一位に並ぶほどの収入になっている。


「なんて事!私じゃ全然釣り合わない!」

一新は、美奈子が完璧な女性で、自分の外見や性格などを考えると話すだけ迷惑をかけると思い込んでいる一方で、美奈子は、一新がミスティリアス過ぎてベタ惚れであり、収入を見る限り自分が全く手が届かないほどの凄い人だと思い込んだ。


「このプロジェクトを成功させて、もっと上を目指さなきゃ!」

処理測定(ベンチマーク)を調べ始める。


一新が作ったビックスのシステムソースには、著作権があった。

今は、全世界が使っているレベルに達しているが、当時はさほど使用されていないので月に数万円だったが、お金に疎く無駄使いをする一新を見て鈴木が、いつも使っている、みずず銀行ではなく、一緒に四菱銀行に行って一新の通帳を作り一新の貯金管理を鈴木がする事と委任状を一新は書いていたのであった。


「一新、お前はすぐ無駄ずかいするから俺が貯金管理してくよ。結婚とか家買うとかの時に渡すから、ちゃんと言えよ」


大親友の鈴木は、忠実に守っていたのだった。

一新は、非常識なのですっかり忘れていた。


一新は、VMGのハード的なセッティングが終わって、ログインする事になる。

一新は、衝撃を受けていた。

ゲームに参加するには、アヴァターと言うキャラクターを作成してからなのだが、シウテクトリのゲームは、自分自信をスキャンしてアヴァターにするのである。

筐体に高性能センサーが付いていて偽証は困難を極める。

自分の外見にコンプレックがあるので、せめてゲーム内でカッコいいアヴァターを作ってログインしたいと一新は、思い筐体のハードを未使用なのに改造し始めた。


「冗談じゃないぞ!ゲームですら、この外見はやだぞ!」

4時間ほど格闘ののちに筐体のメモリー情報を常時監視して任意の数値に固定できるシステムを開発した。


早速ギアを被って専用筐体に寝そべると蓋が閉まって行く。

視界が暗くなったと思ったとすぐに明るくなって仮想空間に立っていた。

「おお!これが進化か!凄いなぁ。全く現実と変わらない!って外見そのままだ!」


考えたらログインしたら外部操作出来ない!

一旦、諦めて空間にポツンと立っている端末に触れてログアウトを選択する。


筐体に寝そべってる自分に戻る。

ギヤを外して、今までのデータログを解析する。

「キャラクターデータ発見!こうしてやる」


肉体データ部分を削除して入れ直す。

身長180cm 細身の痩せ型。

顔は整形してるような程のパフェクトに加工。


ステータス欄を見つける。

4桁表示で初期値は全て10でキャラメイクで100ポイントを割り振るようだ。

全部9999にしてキャラメイクの割り振りも9999にして見た。

手持ちの金額も1000Gとなっていたので9999999Gにしてみた。


「これって、ゲームマスターにばれたらアカウント停止だよな」


実際の数字と外部から見える数字を変更して外部からは普通のキャラクターの様に見えるように加工した。

「テクノVMGのサーバーも調べないとバグが発生するぞこれは!」


調べたら大変な事を知る事になった。

「接続先が、ビックスサーバーじゃないか!」


ビックスサーバーの仮想サーバーにテクノVGMサーバーがあったのであった。

裏IDでビックスサーバーに入るとテクノVGMの仮想サーバーを解析していき、もっと凄い事に気がつく。


「処理を【景】でやってる!結局、シウテクトリのゲームサーバーは、【景】だったのね」


今まで話が繋がってきた。


数時間ほど、また操作して、ログも残らず、誰しも普通のステータスに見える超チートキャラクターが出来上がった。




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