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異世界へ

ほとんどの謎が解けた。

それ以降、鈴木は海外から戻らずに電話だけで対応して私達から逃げまっくている。

何かを隠している臭いがプンプンするが鈴木のコネクションは強く、多くの妨害でいまだに会うことができない。


美鈴の病気は完治して、あとは私の姿が元に戻ることが可能であるかであった。


結論から言うと、ゲームプレーヤーから集めたオカルト的なサイキックパワーを使い果たせば可能であることが判明。


元の姿を取り戻す為にリアルで治癒魔法を世間にバレないように使用して、多くの人々を助けていく。


いつのまにか【シウテクトリ】と言う表世界に出ない難病を治す宗教的な団体ができて、ツグヌイのファンが世界中に増えていき、ツグヌイの女神像が各地に信者によって作られていく頃に、朝起きると私の姿が山田に戻っていた。

その日を境に、胡散臭い【シウテクトリ】と言われる宗教的な団体は消えたが、多くの助けられた信者が伝説のように語り継いだ。


美奈子は、山田(いわゆるおれ)と正式に付き合う事になり幸せの絶頂。


ビックスの社長であったイクグイは、鈴木を社長にして引退したが、何故か実体化してから消えずに私と美奈子が住んでいる家に転がり込んでいる。


私はどうなったかと言うと、【シウテクトリ】には、未だに多くの謎がある。


私がツグヌイにリアルで現れてしまった時を境に、

テクノVMGの社長の亀井直明と、日本科学センター所長の三上霞が、共通の書き置きを残して消息不明になったのだ。


『この世界は、嘘だった。上の世界の門を見つけた』


消えた場所は、【シウテクトリ】のゲームに入る為の最新の大型筐体の内部で防犯カメラに最後の姿が映っていた。

筐体内で二人が消えた事になる。


実は、ロトハンドレットを当てた時から気がついていた。この世界は現実ではなく既に決められた事が流れていくプログラム実行にしか過ぎないのではないかと。

自分が思う本当の現実だったら、未来予測は出来ない筈だが、全ての環境と行動な計算によって正確な未来予測出来てしまった事から、この世界は仮装空間ではないかと。


二人を調査した結果、【シウテクトリ】のゲームをシナリオからシステムまで行方不明になった二人が開発した事が分かっており、天空の塔の300階に彼らが言っていた門がある予測がついた。


リアルでの力はなくなったが、再びゲーム内にチートのツグヌイでログインした。


過去にシリウスと初めて出会った天空の塔の前についた。


「いやはや、ゲーム内であればチートのまんまだな」

手足が長く美しい自分の身体を久々に実感する。


「一人で行かれるんですか?ご一緒して良いですか?」

振り向くと背後にシリウスが立っていた。


「駄目ですよ。二人だけ抜け駆けですか?」

美奈子もいつのまにか現われていた。


「やっと動いたのじゃな?いつ気がつくか待っておったぞ」

塔の入り口からイクグイが現れた。


リアルで実体化してから、美奈子の家でお菓子を貪り、堕落していたイクグイは未だに存在の謎が不明だったが、本人曰くゲームには入れないと言っていた筈だが、何故いるんだ?


「イクグイは、ゲームに入れない筈じゃ?」


「甘いのじゃ。リアルの実体化を捨てれば入れるんじゃよ。もうリアルには戻れぬがな」


「え?」

戻るつもりが無いということか?

まだ、イクグイが多くの謎を隠していそうだ。


「まあ、この塔に登れば全てがわかるのじゃよ。何しろこの塔の製作者は、リアルで言うところの神様なのじゃからな」


「「「ええ!!」」」


唖然とする私達の腕ををイクグイが、引っ張って塔へ誘う。


「いざ、上位世界の門へ行くのじゃ!」


この世は、謎に満ちているんだな。


この日を境に、山田 一新と伊藤 美奈子と江藤 美鈴がリアルの世界から消えた。

そしてビックスの社長の鈴木も消えた事により、世界が混乱したが、数ヶ月すれば何事もなかったように再び日常が流れていった。


世界には多くのツグヌイの像が残されたが、とある情報筋から山田と言う人物の像であると言う事が流れて山田の女神像が歴史に刻まれていく事になる。

早足ですが、第1章を一旦閉じておきます。


人気があれば、第2章も書いていこうと思います。


第2章は、第1章のゲームの世界の元になった世界のお話です。

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