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Hope Licorice Online  作者: リトルボードブリッジ
1章 龍帝の力と剣姫の過去
15/39

ソロイベント一回戦

主人公は他人の事情とか全く気にしないタイプです。

決勝に進出したプレイヤーは次の通り。


Aブロック:アリエル

Bブロック:アレス

Cブロック:トール

Dブロック:ミツミェール

Eブロック:ピエトロ

Fブロック:フォロ

Gブロック:シーザー

Hブロック:サウザン


現在は1回戦をやっていてアリエルがアレスをボコボコにしている。

アレスもβの頃から最前線にいるソロの槍使いのはずだが、剣姫には敵わないようだ。

あ、槍を飛ばされた。

そんなこんなで私の番。

相手はトール。

戦槌使いのようだ。

戦槌使いは力任せに武器を振り回しがちだ。

しかし、このトールは時々魔法を織り交ぜながら変則的に戦槌を振り回している。

まあただ・・・



それが私に通用しないだけだ。

変則的に振り回される戦槌も突然現れる魔法も、身体能力ですべて避けられる。

攻撃の合間に手を突っ込んで雷魔法を放てばそれで終わりだ。


◆◇◆◇◆◇◆


俺はトール。

ソロプレイヤーだ。

これでもかなりやりこんでいて、周りからは最強の戦槌使いだの言われている。

そんな俺は今回ソロプレイヤー最強を決めるイベントに参加している。

周りからも剣姫ともいい勝負ができるなど言われていて、今回のイベントの優勝候補の一人だ。


そう思っていたんだが現実は非情だった。

1回戦目の相手は名前を聞いたことのないプレイヤー。

まあ余裕だと意気込み挑んだところ何もさせてもらえなかった。

こちらの攻撃はすべて避けられる。

不可避と呼ばれた戦槌も簡単に避けられる。

合間に放つ魔法も軽く弾かれる。

絶望だった。

勝目がない。

諦めかけたその時・・・


観客席から声援が聞こえた。

学校の友達だった。

彼らは昔からゲームしかしない俺と仲良くしてくれた。

俺は彼らに心を救われた。

ゲームの中くらいあいつらを助けてやりたい。

そう思ったんだが今の俺は攻撃を一撃も当てられない無様をさらしている。

何をしているんだ俺は。

俺は覚悟を決めた。

ここから巻き返す。

そして顔を上げた瞬間目の前にあったのはただの絶望だった。

目の前にある手のひら。

そこから迸る(ほとばしる)雷。

俺のHPは一気に空になる。

そうして俺は、一回戦敗退したのだった。

王道覚醒展開ぶっ壊すキャラっていいと思いません?


誤字脱字報告よろしくお願いします。

矛盾があったらぜひ感想で指摘してください。

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