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神を殺した世界にて  作者: ほてぽて林檎
第1部:正義に注ぐは聖なる犠牲
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小さな違和感

 

「うわーっ!」


 エルナが駆け出す。


「待ってよ、エルナ!」


 セリアも慌てて後を追った。


 すると——


 カチッ


 靴の裏で、小さな違和感が走った。


「……ん?」


 セリアは足元を見た。


 ——何か硬いものを踏んだような感触。


「……石?」



 草むらをかき分けると、そこにあったのは金属製の床板だった。


「……?」


「セリア、どうしたの?」


 エルナが戻ってくる。


「これ……」


 セリアが指差したものを見て、エルナは首をかしげた。


「……なんだろ、これ?」


 不自然なほど直線的な金属の継ぎ目。


 エルナはしゃがみこみ、それを指でなぞった。


「ねえ、なんか……ここだけ変じゃない?」


「うん……」


 リネットも近づいて、ぼんやりとその継ぎ目を見つめる。



 ——これは、何?


「外の世界」に、こんなものがあるの?


「エルナ、もう少し奥に行ってみない?」


 セリアの言葉に、エルナは目を輝かせる。


「行く行く!」

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