異世界転生
初投稿です。
読みにくいかもしれませんが、頑張りました!
更新ペースはなるべく毎日できればと思っていますが
きっと無理なので自分のペースで投稿していくと思います。
「ふぅー……今日はこのくらいにしておくか……」
そう呟きながらパソコンの電源を落とし帰る準備をするサラリーマン、東山勇斗 24歳
彼はゲーオタである。そんな彼が今、とてもハマっていいるゲームがある。
今、大人気の【ファンタジー・ロード】というゲームだ。
どのようなゲームかと言うと、自分の国を作り他のプレイヤーと交流をしたり、戦ったりできるそんなゲームである。
今日もそのゲームで何をしようかと仕事中もずっと考えていた慧。
「よしっ!今日は鉱山でレアなクリスタルが出るまで採掘でもするか!」
早くゲームがやりたくて、急いで自宅に向かっている。
しかし、悲劇は起きた。
今、テレビニュースで取り上げられている通り魔に勇斗は、自宅前の曲がり角で刺されてしまった。
気づいた時には通り魔はもう居なく、地面に横になっている自分だけ。
腹部が痛むと思い、手を当てると大量の血が流れいた。
「えっ?これって血?」
何が起こったのか理解できていない勇斗だったが、冷静になり今の状況を整理した。
「はぁ…はぁ…俺……もしかして例の通り魔に……刺されたのか……」
少しずつ自分の状況がわかってきた。そして勇斗は、自分が死ぬことを理解した。
「みじ…かい…人生……だったな。」
思い返すと普通の人生だった。
高校を卒業後、進学はせず地元の優良企業に入社でき、現在は一人暮らしだ。
学生時代に、顔だけはよかった俺は何度か、彼女は出来た。だが、ゲーオタだった俺はデートの誘いを断りランク上げやイベントに時間を費やしたため、彼女とも長続きはしなかった。
なので俺は、童貞である!
こんなことになるなら、ちゃんと卒業しておくんだった・・・と思ったが後悔はしていない。
心残りがあるとするなら、もっとゲームをしたかった……
ゲームで最高の国を作りたかったということだ。
そんなことを思いながら意識がだんだんなくなっていく……
(生まれ変わったらもっと色んなことをしよう!ありがとうこの世界……バイバイ……)
この日、東山勇斗は死んだ。
《………これより再構築を行います。》
ん?ちょっと待て……再構築?
勇斗は、意識が少しずつ戻ってきた。
目を開けると見たことの無い次元の狭間のような場所を彷徨っていた。
「ここは……一体?」
思わずそう呟く勇斗。するとそれに答えるようにどこからか声が聞こえてきた。
「ここはあなたの世界で言う天国のような場所です。」
声のする方を向くと、白い服を着た綺麗な白髪の女性が立っていた。
「あ……あなたは?」
「私は、この世界の管理者エリスと申します。」
そう言ってニッコリと微笑むエリス。
め……女神だ。
あまりの美しさに見とれてしまっているが、我に戻りエリスに質問をした。
「どうして俺がこんな所に?確か死んだはずなんだけど……」
「はい。確かに勇斗様はお亡くなりになりました。」
勇斗の質問に、エリスはそう答えた。
普通は死ぬと魂が消滅し、新しい魂へと生まれ変わるらしいのだが、なぜかこの場所で消えずに彷徨ってしまっていたのだという。
なので俺は、この残った魂を使って別の世界で生まれ変わるらしい……
肉体が残っているのは、俺の魂が消えなかったため体をこの場所に持ってきて再構築したのだという。
なんでも、新しくなった魂じゃないと新しい器は与えられないからだという。
俺は話を聞き、今の状況をすんなりと受け入れた。
「で…これから何をするんですか?」
「はい。勇斗様は新しい世界に転生します。」
て……転生だと!?
もしかして、これってあれかファンタジーな世界に行けちゃうやつか?魔法とか使えちゃうやつか?国とか作れちゃうやつか?
でも、同じ肉体や魂で生まれ変わることって転生っていうのか?
まぁ、それな事はどうでもいいか。
そんなことを思いながら、1つエリスに聞く。
「あ…あのーその転生先って俺がもといた世界みたいなところですか?」
「いいえ。人は存在しますが魔物というものなども存在する世界です。」
この時、勇斗は心の中で今までにないくらいのガッツポーズをきめていた。
(よっしゃぁぁぁぁ………)
転生の準備をしている間にエリスは、最低限のことだけ教えてくれた。
その世界には、6つの世界が存在していること。
魔法が使えること。お金の稼ぎ方や魔物についてなど。
話も終わり準備も整ったみたいだ。
「最後に勇斗様に新たな名を与えます。あなたは今から、ユウト・ヘレティックとします。そして、これは私からのプレゼントです。」
エリスはユウトに新たな名を与え、新しい服をプレゼントしました。
「ありがとうございます!」
「はい。後悔のない良き人生を。」
最後にエリスはそう言うと、ユウトの周りが光り始めた。
目を開けられないほどの光に包まれたユウトはそのまま気を失った。
「ここは……どこだ?」
目が覚めると、そこにはゲームの中でしか見たことの無い世界が広がっていた。
広く澄んだ空。そして、一面の草原。
うわー……これはさすがに大草原だわー……
そんなことを思いながらその場に立ち上がる。
「なんていい空気なんだ!」
緩やかな風がユウトを癒す。
っと……黄昏てもいられない、とりあえず人がいるって言ってたから街があるはずだし、探してみるとするか。
ユウトは今までにないくらい興奮していた。
まさかゲームのような世界に転生してしまうなんて。
死んだ時は後悔していたが、今はこれからの人生が楽しみでしょうがないようだ。
「よし!決めた!俺はこの世界で国を作る。人も魔物共存できる俺だけの国を!」
こうしてユウトの新しい人生がはじまったのだ。
彼が後に、偉大な魔導士になるのはまだ先の話だ。
どうだったでしょうか?
これからも物語が続いていくので少しでも応援していただけると、とても励みになります。
今後もよろしくお願いしますm(_ _)m