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New life  作者: 中神 雄喜
9/17

第一章(9)

コロナの濃厚接触者となり仕事を休めたので更新が早くなりました(><)

♯9


◆新たな勢力と協力者◆


*アステリア王国は農業が主産業の小国であり農産物の主な

 輸出先はエストラエル国であった。

 本来はラオビサウ共和国からの輸入が主であったが戦争と

 農産物の生産減少によりアステリア王国からの輸入量が

 増えていた。


 王宮ではこの事態に対しカヌート・アステリア国王と側近

 である大公ルコント・メディシス、公爵シモン・シャール

 が今後の対応について協議をしていた。


『王よ、戦争の影響でエストラエルへの輸出量が増えており

 国内の需要に影響が出ております、このままでは民の生活

 を圧迫しかねる状況ですが、どう対処いたしましょうか?』


『農産物の輸出についてはシモン公爵が統括しておったな?

 正確な情報の報告は可能か?』


『現在の状況ですが、農産物の輸出量は全体の70%に達して

 おり、戦争前の40%を大幅に超えておる状況であります。

 通常の国内消費量は生産量の30%であり現状これ以上の

 輸出は民の生活に影響が出るかと、現に不足を予期して買い

 占めを行っている流通業者が幾つか確認しております』


『シモン公爵は買い占めている者を拘束、処罰し市場に戻す

 ように、国民生活に支障無き様に。

 しかし農産物の輸出は我が国の主産業ゆえ輸出が増える事は

 喜ばしい事である、ルコント大公の意見を聞かせよ』


『そうですな、重要な輸出国であるエストラエルには状況を

 説明し輸出量の上限を伝えるべきかと。

 私が至急エストラエルに赴きこちらの意向を伝えてまいり

 ます。

 それにこの戦争についてどの様な考え方をしているのか

 真意の確認もしてまいります。

 何やら隣国のカストル帝国が不穏な動きを察知したゆえ』


*カストル帝国は工業が発展している国家であり特に武器の

 輸出を主産業としている。

 現皇帝はメッケル・カストル皇帝であり、戦争特需により

 帝国の経済は侵攻開始前と比べると大幅に潤っていた。

 多くの植民地を抱える帝国は支配に対する反感を抑える事に

 なる好景気の状態は生活も豊かになり、安定した植民地の

 支配に繋がっていた。

 故に皇帝はこの戦争状態を自国から離れた他国領域で今後も

 継続する事を望み策謀していた。

 皇帝はアステリア王国に送りこんだ諜報員から帝国城で報告

 を受けていた。


『皇帝陛下に諜報員からの調査報告をお伝えします。

 アステリア王国のエストラエル国に対する農産物輸出量は

 限界であり近々アステリア王国の特使がエストラエル国に

 派遣される模様です、おそらく輸出制限の話かと。

 アステリア王国も我が国同様に戦争特需となっており

 この戦争を王宮内では我が帝国と同じく継続を望む声が

 多いようです。

 戦況についてはガッタス教国の介入により戦線は一進一退

 ですが、長引く戦況にエストラエル国及びガッタス教国

 内に戦争を疑問視する声が出てきております。

 前線では我が帝国が開発した新兵器が使用された模様で

 ラオビサウ共和国軍とガッタス教国支援軍に甚大な被害が

 でました、その兵器の破壊力を問題視したエストラエル軍

 が以降の使用を中止しております。

 新兵器については破壊力、攻撃範囲など詳細なデータは

 兵器開発部に提出済であります』


『アニル総司令官よ新兵器イクシオンハープの扱いは慎重に

 扱う必要があるな、その威力では我が帝国の脅威になろう

 今後は他国への輸出は禁止とする。

 しかし通常兵器はラオビサウ共和国とエストラエル国の

 両国へ輸出は継続する。

 我が国が両国への兵器供給している事は極力知られぬよう

 兵器の外観、供給ルートの偽装も両国に悟られぬこと。

 ラオビサウ共和国の国内の情勢では戦争否定派は居らぬと

 思うがエストラエル国とガッタス教国では戦争否定派が

 居るようだな、勢力の拡大は我が国にとって好ましくない。

 諜報員及び工作員に否定派の行動を妨害の指示を命令する。

 アステリア王国については引き続き諜報活動を継続、主に

 輸出状況及び内部情報の収集を中心に』


『ナーディル公爵よ、この戦争を、他国の動向そして我が国の

 今後について思うところはあるか?』


『陛下のお考えに私めも同意であります、人道的に考えれば

 我が国を批判する国家もあるでしょう。

 しかしながら帝国の安定した支配には帝国民の安寧が必要

 であります、より良き支配が民を幸せに導くと。

 ガッタス教国の存在しない神に祈りを捧げ、苦しみをや幸福

 の意味を説く教理による精神支配、冷静に思考すれば苦しみ

 を克服する為の自己暗示に存在しない神を利用してるにすぎ

 ない。

 どんな苦労も神に祈り精進すれば死後の楽園が約束される

 など・・・・支配階級からすれば民の不満を抑える施策に

 他ならない、我々には理解しがたいですな』


『公爵よガッタス教国は元々小国が取り込み国を大きくして

 きた経緯があり異なる思想の民を纏める為に宗教という

 制度を作ったのだ、そこから生まれた死をも恐れない従順な

 聖騎士は脅威であろう。騎士以外の民も教会の指示で進んで

 騎士となる、敵対する国にとりこれ程厄介な国は無いのでは

 ないか?

 おそらくガッタス教国はラオビサウ共和国を取り込もうと

 考えておるだろう、そうなれば広大な国土と従順な兵士を

 有する軍事国家となり得る。

 それは我が国や他国にとっても良くはあるまい、理想的な

 戦争の終結は野望を持つ宗教国家、利益を追求し国土の拡大

 を目論む国家双方の弱体化と戦争で利益と言う恩恵を受けて

 いる小国が国力を得る事で各国家間の力が均衡するのが世界

 にとっての理想と考えておるよ。

 この戦争は歪み始めた世界に必要なのだろうな・・・』


〜〜〜〜ガッタス教国のカフェにて(続き)〜〜~~


『ところで、ことらの意向に添う人物は見つかったかい?』


『佐竹さん、思っていたより難しいですよ・・・

 調査していくと今回の戦争にはラオビサウ、ガッタス

 エストラエル以外にも関わっている国家を確認しました。

 それにまだ増えていく感じなんですよ・・・

 確認なんですけど、各国に数名は必要ですよね?

 ここまで規模が広がるとサポートする人材なり組織も

 必要な感じですけど・・・』


『そうなるよな・・・矢面に立つ人間は各国家の人間とし

 サポートには我が妻をってのはどうだろうか?

 もちろん過度な干渉は無しで』


『私もその方が良いと思います、貴方との二人の時間を

 もう少し堪能したかったですが・・・今の状況では

 仕方ないですね・・・人選は如何いたしましょうか?』


『そうだな・・サリー、ナーマ、ティーナ、ラムを追加

 しアイラを含む5人でいいかな、各国の人選はどこまで

 進んでるの?』


『ラオビサウ、ガッタス、エストラエルの三カ国の人選は

 済んでいます、他に間接的に関わりのあるアステリア王国

 とカストル帝国については適任者を探しています。

 内部調査からなので、もう少し時間が欲しいですね』


『引き続き人選はアイラに任せるよ、妻たちには僕から連絡

 するね』


 アステリアとカストルもか、戦火は拡大していくな・・・

この惑星には軍事力を持つ国家は現在15カ国、それ以外に

軍事力を持たない小国家は20カ国、惑星全体で見ると小国

家の総人口の方が3倍程多い。

戦火がこれ以上拡大した場合、兵士の確保に小国が利用される

懸念があるな、そうなれば世界大戦に発展するだろう。

この惑星は地球の20世紀後半程度の文明成熟度かな、魔法

があることで一部の強者による王国制が存在しているが、王の

資質に恵まれているのか国民の幸福度は高い王国が多い。


 王国、教国、は生活に魔法を使う人々が多く共和国、帝国、

資本主義国には魔法を使う人が少なく機械科学文明的であり

地球と似た文明形態であり、内政が不安定になりやすい傾向に

あるようだ。

魔法は個人の能力で事象干渉する事であり、生活する事で必要

となる照明や室温管理などに電気などのエネルギーを必要と

しない。

生活する為の基本的な部分を魔法の力で行える事、最低限必要

なのは食材だけであり個人の生活能力は高い。

個人の生活満足度が高ければ他者と争う事も少なく、その事が

内政の安定に寄与しているのだろう。


 小国家は王政であり国民は生活魔法程度は使える者が殆どで

あり攻撃魔法にも精通する者も多い、機械兵器と魔法攻撃が入

り乱れての戦争になれば、機械科学を中心にした国家の争いに

無関心であった魔法国家であっても、その破壊力の強大さに

危機感を抱き多くの国家が巻き込まれ世界戦争に発展する事に

なるだろう。


〜〜〜〜ラオビサウ共和国野戦病院〜〜~~


 *殺伐とした野戦病院の一室に新兵器イクシオンハープ

から辛うじて生還したネム隊長が横たわっていた。

看護師として潜入しているナーマがネムの看護をしていた。

ネムはアイラが選んだ一人であり、サポートとしてナーマが

担当する事になった。


『ネムさん、お加減はどうですか?痛い所があれば言って

 下さいね』


『ああ、大丈夫さ。こうして生きているのだから・・・

 いつもありがとうな、感謝している』


 俺はよくあの状況で生き残ったものだ、眼の前が真っ白に

なりその記憶しか覚えていない、次に目覚めた時に目にした

のは多くの同僚の遺体だけだった。

穴の中に横たわっていた俺が生き残った理由は不明だが

次に目覚めた時はこの病院だった、みんな不甲斐ない隊長で

すまない・・・そして俺だけが・・・・


『いいんですよ、看護は私の仕事ですから気にしないで下さい』


 彼がアイラから知らされた候補の一人だ、選定理由は戦場

経験者で新兵器の被害者である事、本人は覚えていないようだが

新兵器から部下を庇い絶命寸前の所をアイラに救われた。

あの威力から身一つで何とかなるとは思えないですが、その行為

事態は好感がもてますわね。

では、どうしましょうか?

既に看護師として彼の前に現れているし、いきなり羽でも付けて

”天使です、貴方に天啓を与えます”ってのもね・・・

佐竹さんの考えは、この星の運命は、この星の人々が決める事。

なんですから、彼には自分の考えで行動してもらいませんと。


 ラオビサウ共和国の元首は他国侵攻を躊躇い側近の意見で決め

たとか、見方によれば良さそうな元首ですけど、自国民が生活に

困窮している状況を何もせず放置し、自分の迷いを側近の意見で

他国侵攻を決断ですものね・・・協調性と言えば聞こえが良い

でしょうが、危機に直面した国の指導者としては貧弱すぎる気が

いたします。

その結果がガッタス教国に付け入る隙を与えてしまったのです。

彼の弱さの源は優しさ、育てられた環境でしょうね。

国が安定していた時期に生まれ忙しい父に代わり優しいだけの

母親に過保護に育てられてきた(過去記録映像を確認済み)。

元首に就いてからは共和国で勢力を増した側近の意見が国政に

強く反映していた状況が長く続いている。


 ネムは軍人だし側近に対して対等に渡り合うには軍部を利用

した方が効果的でしょうね。

それにネムが生き残った事が<奇跡の生還者>って共和国民の

間で注目されてるし、軍部にも受けが良い、彼の育った環境も

裕福とは言えない家庭で過ごし幼少の頃より苦労して現在の職

を得た苦労人って感じが象徴的な存在として共和国民に受けが

よいかもしれませんし適任でしょう。

では軍部から始める事にしましょうか・・・・


〜〜〜〜エストラエル国 首都エリスン〜〜~~


*サリーは首都エスリンにある政治犯収容施設に

 来ていた、目的はここに収監されている人物に面会を

 する為だった。

 名をダーキニー、女性政治活動団体エネアドのメンバー

 である。

 彼女が収監されたのはエストラエル国商業連合の利益を

 目的としてラオビサウ共和国を追い込み侵攻を決定させる

 様に画策した事実を突き止め公表しようとしたのだ。

 しかし事前にその行動を察知した商業連合によって

 政治家襲撃の主犯に仕立てられ収監されていたのである。

 勿論これは政治家の偽証であり、その時負った怪我も偽り

 であった。

 サリーは面会の手続きを終え、面会室でダーキニーを

 待っていた。

 しばらく待つと彼女は看守と共に面会室に入って来た。


『面会は30分だいいな』


 それを言い終えると看守は来た扉から控室に戻って行った


『ダーキニーさん初めてお会いします、担当弁護士のサリー

 と申します。

 弁護の為、色々とお話を伺わせて下さい』


『サリーさん、よろしくお願いします、それでは何から話せば

 良いでしょうか?』

 

『では、襲撃し、相手に怪我を負わせた事について話したい

 事はありますか?』


『それは事実ではありません!あの時私は一人で買い物を

 していただけなんです。

 眼の前の男性が私の前で倒れて、助けようと手を差し伸べ

 たのですが、男性の血だらけの手で握られたのです。

 その血を見た回りの人々が騒ぎ出して・・・・

 しばらくして警備の方が来て私は連行されたんです。

 取り調べでも私の話は聞いてもらえなくて・・・』


『相手が怪我を負ったのは間違いありません、しかし貴方の

 話が真実だとするならば社会的立場のある政治家が嘘の

 証言をした事になります。

 被害者は突然ナイフで刺されたと証言しています。

 国家警備局は貴方が政治活動団体に所属している事に関係

 していると疑っているようです。

 何か心当たりはありますか?』


『・・・・それは・・・・』


『ダーキニーさん、このままでは殺人未遂・傷害罪で有罪

 が確定してしまいます、冤罪を照明できる情報があれば

 話していただけませんか?』


『私は政治活動団体で活動してますが、それだけで狙われる

 事はあるのでしょうか?』


『最近はどんな活動をしていたのでしょうか?』


『この国の商業連合と政治家の関係性に関する情報を入手

 しましたので、事実確認と公表準備をしていました』


『それは事件に巻き込まれる理由になるでしょう、その事

 に疑問を感じませんでしたか?

 貴方が一人でこの件を担当していたのでしょうか?』


 彼女は利用されたのでしょうね、戦争に関して国家と

商業連合の内部情報が彼女のような末端の活動家に入手

できたのは不自然すぎる、今は分からないけど別の目的

がありそうね。

無実を証明して、この施設を出るのは難しそうね。


〜〜〜〜ガッタス教国 マロウ枢機卿邸宅〜〜~~


*マロウ枢機卿邸宅の敷地には教会の仕事とは別に

 邸宅の管理や枢機卿の私的活動をサポートを行う為の

 事務所が置かれている。

 ここの責任者はマバー・グアイドである、彼の職務は

 メイドや邸宅の維持管理が表向きの仕事と諜報活動を

 行う裏の仕事である。

 次期教皇候補の選出が動き始めてからは彼の仕事は

 忙しくなっている。

 ティーナは屋敷にメイドとして潜入していた目的は

 ガッタス教国での協力者をマバーにと考えていたか

 らだ、彼は教国の中枢人物に近い存在であり用心深く

 行動力もありマロウ枢機卿と強い信頼関係を得ている。


 教国でのマロウ枢機卿は教皇の補佐的存在で教会内

 と教国の運営管理を取り仕切っている立場の人物で

 ある。

 ティーナは彼を通じてマロウ枢機卿の協力を得ようと

 しているのだ。


 今、マバーは深夜の酒場で彼の信頼する情報屋から

 気になる情報を得ていた。


『頼んでいた情報について何か進展はあったのか?』


『まだ確証には至りませんがマロウ枢機卿の暗殺を

 画策している人物がいるらしいです。

 その人物に関しては教会関係者って事以外はまだ

 分かっておりません』


『そうか・・・引き続き、その情報を探ってくれ』


*そう言いマバーは情報屋に大金貨1枚を渡した


 やはりあの噂は本当だったのか・・・教会関係者

ではないかと疑っていたのだが・・・

急ぎ身辺警護の強化と犯人の特定を急ぐ必要があるな

今の教皇は教国民の意見を尊重する考えのお方だ。

そう考えると・・・・・・・・まさかな・・・・


『さてとメイドとして潜入はしたけど・・・

 どうしよう・・・・これから。

 部屋の掃除だけしててもな〜だめっしょ!

 何かアピールした方がいいかな・・・』


*何とか対象者との接触を試みようと思案していた

 ティーナであった、窓の外には庭園がありマロウ枢機卿

 の妻と子供が庭園に設置されているテーブルで寛いで

 いた。

 その時、庭園に警備兵の怒号が響き渡る。


『不審者だ!庭園に逃げたぞ、捕らえろ!』


『アリアン母様、向こうが騒がしいようですが・・・

 大丈夫でしょうか?』


『カイテル、落ち着きなさい、狼狽えてはなりませんよ』


*カイテルが話終えると同時に花壇にある緑の仕切の陰

 から男が飛び出しカイテルを羽交い締めにしナイフを

 突きつけた。


『カイテル!何者ですか、馬鹿な事はおやめなさい』


『騒ぐな!こいつの命が大事ならな』


*駆けつけた警備兵がアリアン婦人の盾となり男を取り囲み

 持ってる剣を賊に向けた。


『お前の逃げ道は無いぞ、動くな!』


『兵たち、前を開けなさい、私が話します。

 何の目的で侵入したのですか?これ以上罪を重ねれば

 命の保証はできませんよ。

 人質を開放し抵抗せずに捕まりなさい』


『うるせぇ、この状況じゃ どの道ただじゃ済まねえさ

 なら、こいつを道連れってのも悪くねえな!』


*男が手に持ったナイフに力を込めたと同時に一つの影が

 婦人と警備兵の前を横切り手刀でナイフを叩き落とし

 鳩尾に肘打ちを当てた。

 

『つ!ぐふ・・・』


*突然出てきたメイドの行動によりカイテルは怪我を負う

 こともなく救出された、眼の前で起きた事態に婦人も

 警備兵達も声も出ず呆然としていたが婦人だけは我に返り

 メイドに問うのだった。


『メイドさん、良い働きでした。とてもメイドとは思えぬ

 のですが、あなたは何者ですか?答えなさい』


 あちゃ〜これは何と応えたら・・・・

たしか教国には教国兵士を訓練する部署があったわよね・・

女性兵士として訓練されてたけど、訓練中の負傷で辞めされ

られたって事に・・・どうかな……… 

直ぐに佐竹さんに連絡して精神干渉系の魔法で既成事実を

作り上げなくては・・・・


*婦人には訓練を受けた元兵士であった事実と辞めてから

 生活の為にメイドになった事、傷はだいぶ癒えて多少の

 戦闘行為は可能になっている事を伝えたのだった。


『よし!佐竹さんに連絡よ!』


『ティーナからの通信か、なんだろ?』


*内容に呆れた佐竹だったが、きちっとティーナからの

 要望には応え既成事実に加担したのだった。


『ま、可愛いから仕方ないか』


9話は各国の思惑と佐竹達の画策の準備を描きました

週末も少しづつ書くようになりました、今後ともヨロです。

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