第一章(3)
構想中に台風19号で被災したりWeb小説読んだりして遅れました。
#3
アズサの気持ち確認できたことで残りの9人を選ぶ決心ができた
翌日、この世界を管理者しているウルゲンに共に旅立つ女性10人
を報告に向かった。
相変わらず何もない白一色の部屋で彼は待っていた
ここに来ることはアズサを通して知らせていた。
ウルゲンは微笑みながら話しかけてきた
『佐竹君、決めたようですね 聞かせてくれませんか?』
『ウルゲンさん、お話する前に教えてほしい事があります』
『何でしょうか? 不安なことでも?』
この条件が提示された時からの疑問を聞くことにした。
『僕が決めたことに対して彼女達はそれを拒む事はできるの
でしょうか?』
ウルゲンは少し考える素振りの後に答えた。
『君は選んだ彼女達と関係したはずだ、その時点で君に対して
少なからず好意を持っているだろう』
『それに選ばれた彼女達には必要な知識の追加と、多少の記憶
改変がされる』
『これで答えになると思うが?』
なんと‼ これは……記憶の改変はどうなんだろうか?
『ウルゲンさん、知識の追加はよくわからないが、記憶
の改変は傲慢では?』
ウルゲンは彼女達の処置についての必要性を話し始めた
『彼女達は君を存続するために様々な知識を駆使し
サポートしていく』
『恒星間航行、医療、科学技術、戦闘術などの知識』
『君は彼女達と共に、その星の始祖として管理するのです』
『記憶の改変は今後予想される争いを未然に防ぐためです』
『このことについては長い時の果てで理解できるでしょう』
彼の言葉は何となく理解できたので選んだ彼女達を伝えた。
『そうですか、その言葉を信じるしかないようですね』
『ここで彼女達の名前を言えばいいのでしょうか?』
ウルゲンからは僕が名を告げれば彼女達の改変が完了するらしく
その際に名前も変更するそうだ。
『佐竹さん、始めましょうか 名をどうぞ』
私は10人の名をウルゲンに告げた
一人目、山本加奈子
この星に来て初めて関係を持った女性だ、選んだ理由は初めて
で記憶に残ってたし、体の相性が良かったから。
彼女は カーリーと名を変え、宇宙船の操舵や運航を担当する。
二人目、田口礼子
彼女は男女の関係よりも、子供を求める目的でSEXする
出会った時は戸惑ったが、何よりも子供を大切にする優しい女性だ
それにスタイルが素晴らしいのだ!
彼女は ターラと名を変え、育児や児童教育を担当する。
三人目、沢田理子
10人の女性の中で唯一複数回SEXした女性で、一言で語るなら
超絶美人である。今でも彼女の舌や肌の感覚が忘れられない。
彼女は サリーと名を変え、医療など生物科学の担当する。
四人目、アズサ
この星での世話係で可愛い少女である、初めの頃は無我夢中で
朝から晩まで彼女を抱いた。優しく可憐で僕の一番の理解者かも
しれない。
彼女は シュリと名を変え、全ての分野カバーする知識を持つ
特化性は無いが万が一のサポート役である。
五人目、相田祥子
彼女は気性が荒く男勝りの性格でSEXも激しく全てを絞り取られる
感じだった。少し癖になりそうな性行で僕は嫌いではない。
気持ち良すぎて何度か気絶した記憶がある。
彼女は アイラと名を変え、戦闘全般を担当する。
六人目、千葉鈴
とても真面目な女性で口説くのに苦労した、論理的な思考の持ち主で
賢いだけでなく優しい一面もある魅力的な女性。
彼女は ナーマと名を変え、司法、立法、行政を今後担当する。
七人目、高田ナナ
ちょっと内気な少女で出会った時はオドオドしていたのが印象だ
でも打ち解けると大胆な性格でHな事は積極的だった。
たぶん尽くすタイプの女性だと感じた。
彼女は ティーナと名を変え安らぎを与える宗教的な役割を
お願いする。
八人目、木田美紀
明るく元気、細かい事は気にしない女性。
モデル体型の美人である、何かの研究施設で働いていた。
彼女は ラムと名を変え移住先での教育施設を担当する。
九人目、前田里美
レストランでシェフをしていた。
街のオープンカフェで出会い食事の話題で意気投合した。
真面目で容姿は普通の女性。
彼女は マリーと名を変え生活全般の広い知識を与えられた
一番活躍してくれそうな感じだ。
十人目、冨田美香
色白で清楚な女性で、邪な男性を近づけないオーラを出していた
意を決して話しかけ、合意のもとに関係を結ぶ事ができた。
今思っても夢のような時間だった、でも彼女とはその後会う
ことは叶わなかった。忽然と消えた感じだった。
彼女は カーラ名を変え知識のバックアップ(記録者)として
の役割をお願いする。
ウルゲンに名を告げ、出立の準備は進んでいく
恒星間宇宙船は最終調整中で行先の設定を残すのみ
移住先の希望を聞かれた
『どの段階からの開発(始まり)を希望しますか?』
『ウルゲン、もう少し内容を説明してくれ』
その聞き方では判断できないよな、考える時間は
どのくらい与えられるのだろうか?
ウルゲンの説明によると次の選択肢があるようだ
1. 惑星の環境は開発済みの状態で街が入るほどの宇宙船
で人口を増やし、数万人規模に増えた後に入植し安定を
確認したら管理者として彼らを見守る(介入は自由)。
但し惑星の寿命は短くなる。
2. 開拓に適した宇宙船、1よりはかなり小型で人口を増やすと
同時に星の開拓を進める。後に管理者となる。
動植物の種類や惑星環境を自由に決める事ができる。
そして次のように告げられ説明は終えた。
共通事項は私が君に与えるのは、この一度だけ
すでに佐竹と10人の女性達には永遠に近い寿命を与えてるが
自ら生存を終わらせる事もできる。
与えられた星と運命を終わらせるか、星を再生し新たに
始めるかは君次第だ。
さらに詳細は旅立ち後に彼女達に聞くといい
君の知りたい事は彼女達の記憶に入れてる。
永遠に近い寿命と星の管理者という今後の運命に
驚きと不安、選択については明日までだった。
今晩よく考えよう。
翌朝、決めた事を伝えにウルゲンに会いに行く。
『ウルゲン、決めたよ』
『環境が開発済の条件でお願いする』
後で教えられたが地球に似せた環境らしかった。
『佐竹よ、彼女達を頼みましたよ』
『共に永遠に近い時を生き、悩み、楽しみ、前に進みなさい』
『出発準備は彼女達が行います』
その言葉を最後にウルゲンと別れ彼女達のもとへ向かった。
数日後に準備は整い私達は惑星へと旅立った
『みんな、行くよ』
四話からは舞台が変わり新しい展開です、構想を纏めるのに少し
時間がかかるかもしれません気長によろしくです。