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New life  作者: 中神 雄喜
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第一章 すべての始まり

男の人生はこの日を境に大きく変化し迷いながらも適応しながら

生きていくことを余儀なくされた、ここから話がスタートします。

執筆は遅いと思うので読まれる方には申し訳なく思います。

#1


 朝食の香りで目覚めた、まだ覚醒しきれてない目の先にはミニスカートのメイド

服を身に付けた美少女が朝食を作っていた。

目覚めた気配に気づいた彼女がベットの横に来て話しかけてきた

『おはようございます、朝食用意が出てますよ。』

『ありがとうアズサ、顔洗ってから食べるよ』

朝食はハムエッグにトースト、グリーンサラダそしてコーヒーのようだ。

テーブルに付き朝食を食べ始めた僕に彼女が笑顔で話しかけてきた

『今夜のお相手は決めてきたの?それとも私が相手しましょうか?.........フフフ』

悪戯な笑顔で話す彼女に対し、おどけた態度で僕は答えた。

『これから探しに行く予定さ』

この会話の意味については二年前の出来事から説しなくてはならない。


◇◇◇二年前◇◇◇

 僕は今年で35歳独身男性の佐竹 優、建設会社で営業の仕事をしている

どこにでもいる普通の男である。


 季節は初夏、外回りの仕事中コンビニに寄りアイスコーヒーを買い求め

駐車場の車中で休憩していた。

僕は眩しい光に包まれ吸い込まれる感覚の中、意識を失った。


 どのくらい時が過ぎたのか解らないが、目覚めると倒れている僕の前に

真っ白な部屋に一人の初老の男が椅子らしき物に座ってこちらを見つめていた。

『目覚めたようだね、気分はどうかね?』と男は尋ねてきた。

どう考えても普通の状況じゃないな拉致だろうか?

先ずは説明を求めみよう、一人で考えても解決しそうもない感じだ。

『ここは··········、俺はどうなったんだ?』

初老の男は諭すような言葉で話し始めた。

『驚くのも無理はない、でも冷静に聞いてほしいのだ、ここは地球ではないのだよ』

『ある目的で君はここに招かれた、安心したまえ危害はくわえないよ。』

地球じゃないのか?彼は異世界人か宇宙人なのか?危険は無いようだが

大丈夫か俺?


 そして今回のことについて説明を受けたが信じがたい内容だった。

まずここは地球から100億光年くらい離れた銀河にある惑星らしく

惑星の名は『ハトハラー』大気など環境は地球と似ているらしい。


 文明的には圧倒的に地球より優れていて先ほどの100億光年についても

三次元や四次元の説明で時間は意味を持たないような説明をされた。


 ここに招かれた地球人は、ほかにも多数いるらしく専用の居住区画で

数十万人が生活しているようだ。


 そして招かれた目的が信じがたいと言うか嬉しすぎる内容で

こちらの女性を妊娠させる目的で招かれたようだ、それも性行でだ!。

『質問なんですが』

『何かね』

『性行での妊娠よりも簡単に妊娠する方法もあると思うのですが

理由があるのでしょうか』

 何も妊娠が目的ならば人工受の方が効率が良いのではないか?

初老の男は少し考えるような表情で答えた。

『目的は妊娠だけにあらず、そのプロセスも我々関心事なのだよ』

『君には「ナトエン」の街に案内役のメイドと生活し目的を果たしてもらう』

『詳細はメイドに聞くといい、それでは良いかな?』

『えーーーーーー、それだけ?』

そしてまた光にに包まれ気を失った。


 目覚めるとそこには10代後半くらいのメイド服を身に付けた可愛い女性が

立っていた。

『お目覚めです御主人様、私はアズサ、案内とお世話をいたします』

『何から御説明いたしましょうか?』

『そうだな、ここの事と連れてこられた訳は聞いたが仕事とかするのか?』

一応社会人していたので確認の為聞いてみた。

『御主人様は女性を妊娠させる事が仕事となります』

『それ以外の時間は自由に過ごしてください』

まだ生活の基盤となるここの状況がわからないので聞いてみた。

『ここ居住区にはどんな施設があるんだ?』

 まずは生活環境がわからないと今後の行動を決められないしな。

それから一時間ほどアズサは事細かに教えてくれた。


 要約するとSEXを含め生活に制限は無く必要な物は無償提供される。

仕をするのも自由だが報酬と言う概念は当然ながら無い。

僕は仕事には興味はなかったのでスポーツジムなどでトレーニングに

勤しみ日々を過ごす事にした。

『じゃ、出るね、夜には帰るから』と言い残して僕は家を出た。


 近くのスポーツジムで午前中は筋肉トレーニング、昼食後は夕方までスイミング。

その後軽く食事を取りバー(酒場)で今晩を共にする女性を探しに行く。

この世界で自分の役割であり仕事の様なものである、もう少し説明を加えるなら

メイド(世話係)の話では子供を500人作れば現状から解放されるとのこと

但し地球には戻れないらしい [えーーーーーー] です! その代わり特殊な力を

与えられ希望する惑星で過ごす事になるみたいだ。

先は今のところ長いので楽しむことだけ考えて過ごしたいと思う。


ジムの近くにあるバーに入いりカウンターの方に視線向けると赤いサマードレスに

身を包んだ女性が俯きながら飲んでいた。

雰囲気が気になったのと好みの女性だったので声をかけた

『隣に座ってもいいかな?』彼女の返事は『どうぞ』そしてこう続けた

『ここでは男性の誘いは、よほどの事がなければ断れないのよ』少し考え込む仕草から

続けて彼女は言った『もしかしてこの世界に来たばかりなの?』

彼女の嫣然たるさまに心を奪われた自分に驚き

正直に答えた方がいいのか迷ったが素直な態度で接する事にする

『そうさ、今日がこの世界で初めての外出なんだ』と恥ずかしそうに答える。

『誰とも約束はしてないし、かまわないから座って』

『じゃ、失礼します』と隣の席に座った。

 この世界については知らない事が多すぎる、基本的な情報はアズサ(メイド)から

聞いたが、なぜ子作りなんだろう?まずこの点がよくわからんーーーー

 自分のいた世界に照らし合わせると、勤労の義務は無く代わりに欲望のまま

に行動する事が仕事らしいし、男にとって天国のような状況だし!

先ほど街を歩きながら感じたのは、綺麗な女性ばかりなことである。

遺伝子操作でもされてるんじゃないかと思いたくなる、嬉しいけどね。 


 今夜は多少なりともこの世界情報を得たい、疑問が多すぎる。

『注文いいですか?ジンライムお願いします』カウンターの向こうでは

注文を受けて作り始めた、程なジンライム私の前に置かれた。

私はライムの少し苦味のある風味が好きである

 一口飲み彼女に話しかけてみる『お話してもいいかな?』

『いいけど?あなたが望むなら、今すぐベットに行ってもいいのよ』

『あははーーそれは後でお願いするとして、少し話がしたいんだ』

『もしかして、この世界の事?でも知っている事は限られてるわよ』

なるほどーーーでもアズサ(メイド)以外からの情報も得たい。

『それでいいよ、ここでの生活を楽しむためにお願いするよ』

まずは彼女たちにとって理不尽とも思えるここのルールについては

興味がある。

『何を聞きたいの?』笑顔で聞かれ少し躊躇したけど

『誰でも拒否できないって抵抗はないの?』

彼女は少し考える素振りを見せたが、穏やかな表情で答えてくれた

『あまり考えたことはないけど、嫌じゃないよ』

『それにね、この世界の管理者になるのかな?』

『私たちに好かれそうなタイプの男性を選んで連れてきているみたい』

その答えに素直に凄いな管理者様(だよな)

『じゃ、僕も許容範囲かな?』一応同意がほしい、この後の行為もあるし。

『ええ、大丈夫よ。好きなタイプかな』笑顔で答えてくれた。

思わず拳を握る自分ーーーーよし。(意味不明)

だって彼女、可愛い系でスタイル抜群!!


 アニメ好きな自分にとってまさに理想の女性なんですよ!!

てな事は後にして次に聞いたことは

『あと、子作りしてれば良いみたいだけど』

『それにどんな意味が有るのか理解できないかな、嫌じゃないし好きだけど』

彼女は少し考える素振りの後話し始めた

『それについては、貴方が欲しい情報の全ては私も知らないの』

『知っている事は話すけど、それでいい?』

 彼女の話しでは、連れてこられた男性は自由に女性(美女だらけ)と関係を

もち子作りに励むらしい。ここの女性達は出産するが生まれてくる性別は

例がいなく女性(遺伝子操作はされてるよな、みな美女だし)で早熟で短命

なんだそうだ、受精卵の状態で取り出され学習等の必要な処理をされ

この世界に送り出される。


 彼女たちはこの状況を受け入れてる、管理者については教育期間の終了時に

わずかの時間言葉を交わす程度で、詳しくは知らないようだ。

管理者について彼女たちに知らされているのは極限られた情報で

外観は人類と似ていること(正体とは限らないが)彼女たちは男性しか確認

していないようで女性はいないみたいだ。

 これは彼女たちの間でも(話す機会も普通にあるみたい)話されていた。

送り出されるとここで寿命を終えるだけで管理者に会う事はないそうだ。

受精卵採取も決められた場所で彼女たち自身が担当して行われる。

なぜ子作りの行為が必要なのかは不明だ、これだけ進んだ文明なのに不思議だ。

情報的には今はこの辺が限界かな、私自身が何を聞いていいかわからないしね。

その後は何気ない会話に終始し、彼女に案内された部屋で夢のような時間を

過ごした(心も体も大満足でした~)。

でも別れの際見せた彼女の寂しそうな表情が気になったが、この理由については

後の話でーーー。

なんとなく区切りが良さそうなので今回はここまでにします。

次回は別な女性とのエピソードと男(優)の心情について書きたいと

思います。


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