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詩*祈りのようなもの*

月光

作者: a i o

浮き出た背骨

食べさしの林檎

月の随分白い夜


あなたの

痩せてしまった身体

肥えた月の下


窪んだ目よりも

深い場所へは

まだ

行ってほしくはなくて

何せ

月はとても明るく大きいものだから


あなたの尖った指先を

(いざな)

狭いベランダに腰掛ければ


(薄い身体)

(重なり重なり厚くなる夜)


さらさらと降る

月光の音に

静かに耳をすませ


この美しい夜が

あなたの身体の隅々まで

行き渡り

一筋の光も溢さぬまま

どうか

あなたと世界を

繋ぎ止めるように



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― 新着の感想 ―
[一言] 今日の月は丸くて綺麗でした。 なんだか悲しい詩ですね。
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