第二十一話
後少しでタイタンを殺れそうだったが…タングステンの軍が来たため仕方なくカイルは結界内に退避していた
サルティアもイニアも一時軍を引き一時休戦となった
レム『次戦は誓約を終えた五大神官が出る。knightもassassinも結界内に退避しておけ。巻き添えを食うぞ。指揮はカイルが執れ』
五大神官はそれぞれ違う神と契約する力を持っていて契約には三日程かかる
神は一流のpriertが使う攻撃techniqueを簡単に凌駕する力を持っていて神を使うのは日に一度が限界だ
日も沈み辺りを暗闇が覆う頃、また戦争が始まった
カイル『始めろ!!』
灼熱の神よ…紅蓮に光輝く不死鳥よ…我れに力を…そして焼き払え!ゴットバード!!!!
天から鳳凰の叫びが響き渡り北側から攻めてきたイニア軍を圧倒した
冥界の王よ…この世に血の雨を降らせたまえ…ブラッドレイン…
敵軍を不吉な血の雨が襲う
天駆ける青き竜よ…聖なる雷により敵を裁け!ホーリースパーク!
真っ白な雷が敵軍を襲い血の雨を伝っていく
とその時…結界に二つの小さな穴が開いた
殆どの者はいきなり穴が開いたように見えただろう…
しかしカイルには見えた…
二本の矢が…
まさか!!…
カイルが振り返ると五大神官の内の二人の頭が射ぬかれていた…
カイルは五大神官を城内に退却させ白兵戦を選んだ
敵の指揮は落ちていると思いきや呪歌を受けているため狂ったかのように襲いかかってくる
手を切り落とそうが脚を切ろうが深手を負わされようが殺さない限り襲いかかってくる敵兵
今回はカイルとレナがイニア軍をシンとカヤルとゼノがサルティア軍に当たっている
カイルとレナは苦戦を強いられたが何とか自分達を取り巻く敵兵を排除した
楓『あはは、マジ頑張るねぇ。でも邪魔だから死んで欲しいんだけどなぁ…だからぁ死んでくんない?笑』
カイル『貴様は…確か呪符師の山形 楓?何故戦場のド真ん中に…』
呪符師とは通常戦場に出るものではないはず…
楓『確かにここまで出て来るもんじゃないんだけどぉ…ある奴が居てぇ、そのある奴の中にいる奴が抵抗するからすぐに呪符効果が消えちゃうんだよねぇ…呪歌は影響力強いんだけど呪符は弱いんだよねぇ…』
楓は不気味な笑みを浮かべどこか自慢に話始めた
カイル『ある奴?…』
カイルは意味深なある奴と言う言葉に食い付いた
楓『コイツだよ笑』
楓が高笑いしながら言う人物…
カイルはその人物に見覚えがあった…
カイル『まさか…何で…何でお前が…』
カイルはただ立ち尽くした
そしてカイルの援護に来たレナも立ち尽くした…
レナ『…まさか……ジン!!……』




