第二十話
明朝…ゆゆしき事態が発生した…
レム『敵は進行スピードを上げ既に帝国近くまで来ている!今日の夕方近くには接触するだろう…よって今より布陣を引く!』
朝から布陣を引き始め昼になると布陣は完成した
帝国の近くには緑豊かな土地が多かったがまぁ今日の晩には大半がなくなるだろうな…
そして昼過ぎ…三時頃…
遂にサルティア共和国とイニア連合国が帝都まで攻めて来た
決戦の火蓋は切って落とされた…
敵軍が一斉に攻めて来る
knightは定位置を動かず待っていると後方から巨大な火の槍が敵目掛けてに飛んでいった
結界外にいるpriertのtechniqueだ
続けざまに敵陣を雷が襲いかかる
火の槍は地面にぶつかると大きく燃え上がった
だが100%防げる訳ではなく次々と敵が襲いかかり混戦状態になりpriertは結界内に退散し回復techniqueを使い始めた
敵は呪符で筋力を増加させ、呪歌により恐怖を感じず襲いかかってくる
knightが押され始める中…
混戦状態の戦場を駆け抜けつつ敵を切り裂く五人…カイル達だ
サルティア共和国の兵には囚人が混ざっていたり挙げ句の果てには虎などの動物まで混じっていた
五人は二チームに別れる事にした
イニア連合国側にシンをリーダーにレナとカヤルをサルティア共和国側はカイルをリーダーにゼノと言うふうに別れた
敵の中を高速で移動しつつ敵を撃破していくカイルの前に驚くべき光景が現れた
大男がknightの隊員の頭を掴むとソイツを小枝を振るうように振り回して武器のように使い投げ飛ばしたり
頭と足を掴み引きちぎったりしている
他にもその大男に殴られたknightの隊員はまるで砂の塊が砕け散るかのように一瞬に肉片と化した
おいおい…アイツ呪符は受けたみたいだけど笑ってるってことは呪歌なしであんな化け物になってるってことかよ…
とその大男は自分の周りにいた敵を切り刻み終わり呆気にとられているカイルに気付いた
タイタン『貴様は…確かassassinの隊長、名前はカイルだったなぁワシにあったのが運のつき…死んでもらおうか』
大男タイタンはそう言うと背中に付けていた図体と同じ程のサイズの大斧を取り出した
カイル『残念ながら死ぬわけにはいかないなぁ』
とカイルが言うとタイタンは大斧を一気に振り下ろした
衝撃波が地面をえぐりながらカイルに向かって飛んで来た
カイルは横に交わすとタイタンに向かって走っていった
しかしタイタンは大斧をまるで小枝でも振るうかのように使ってくる
おいおい…なんて馬鹿力してやがるんだよ…近付ける気がしねぇ…
タイタン『どうしたぁどうしたぁ!!!!まだまだだぞぉ!!!!』
声でけぇんだよ!!
カイルはタイタンの回りを高速で駆け抜けタイタンが大斧を横に振った時
瞬時に大斧の下に潜り込み腕を突き刺した
タイタン『ぐぁぁ!!よくも…貴様ぁぁぁ!!!!』
タイタンは片手で大斧を振り回し始めた
片手でもやはり大斧を楽々と振り回している
化け物かよ…おい…
さっきのような手は二度も効かねぇのによぉ…
カイルは一旦距離を置くと何やら唱え始めた
カイル『灼熱の焔よ…我が前に槍と化せ…ファイヤーランス!』
priertの使うtechniqueとはやはり格が違い槍のサイズは小さいがタイタンの片足を正確に貫いた
タイタン『ぐぁぁ!貴様ぁ…techniqueを…小癪な…』
吠えてても片足を失ったのは流石に痛いだろ?
頼むから動くなよな…




