第十一話
ふぅ…
レナは部屋に着き一息ついた…
knightの隊長とpriertの五大神官とassassinには個室が用意されていて、部屋も綺麗で少し豪華
とにかくシャワーを浴びようと思い黒装束を脱ぎ捨ててシャワーを浴びた
いくらassassinとは言え部屋では普通の服で今は寝る前なのでパジャマだ
髪を拭き乾かしながらふと変装時に使っていた服に目をやった
ポケットに何か入ってた…
小さな紙が一枚…
どうやら手紙らしい…
レナは訳がわからなかったがとりあえず読むことにした
手紙の主はジンだった…
いきなりでごめんね。先に謝っとくよ。実は僕…レナに憧れてたんだ。レナが入隊した時からずっと。レナが傷付いた時初めてわかった事があるんだ。僕はレナが好きなんだ…って。レナを傷付けた奴にスゴく腹立って…レナを護れなかった自分にもスゴく腹が立って…胸が苦しくなった…
レナ…愛しているんだ…僕と付き合ってくれないか?
ラブレターだった…亡きジンからの…
レナ【人は…支え合って生きていくモノ…なんだよね?…私も貴方と支え合って生きたかった…貴方なら僕の事はもう忘れて新しい恋を探せって言ってくれるだろうけど…私には無理…貴方は私の初恋の人だったから…貴方の優しさに…雰囲気に…惹かれてしまったから…そして貴方は死んでしまった…思い出は…美化されていくんだよ?忘れれるわけない…何故なら…過去は切り捨てたり忘れたりするものじゃなく乗り越えて行くものだから…でも私はあえて乗り越えていかない…貴方を忘れたくない…貴方を…貴方だけを近くに感じていたい…昔からそう決めていた…気持ちは伝わらなくていい…ただ近くで見ていれたら…感じていれたら…それでいいって…貴方は近くにいる…そう感じる…】
レナ『愛してる…ジン…貴方だけを…』
レナは眠った…寝顔はとても穏やかだ…
きっと…彼女はいい夢を見れているだろう…




