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First Novel  作者: GARAM
11/37

第九話

残酷な描写が含まれます

カイルはとある湖の前まで来た




その湖の色は何故か黄色い…




そして酢のような臭いが漂っている…




シン『隊長…ここは一体…』




カイルは見てればわかるよ。と言いナイルを離した




カイル『昔…とある国でされていた歴史上最も残酷な死刑を知ってるか?』




ナイルは何も言わなかった…







顔から血の気が引いていき青くなって行く…




カイル『知ってるらしいな…』




その死刑とは四肢を全て切り落とし、傷口を火で炙り血を止める…




そしてその四肢に粗塩を付ける…




後は適当に斬りつけ同じようにする




あとは顔が出るように湖に浸ける…




この湖は濃硫酸で浸かれば…




カイルは今…それを実行しようとしていた




カイル『ナイル、俺はな…人を殺す事が嫌いだ…と思っていた。感情をシャットアウトしていた。そのせいで忘れていたよ…自分がknightに…そしてassassinになった理由を…俺は…テメェのように性根が腐った奴を殺す為に…消し去る為に軍人になったんだ』




ナイルは手を前に出しながら必死にこう叫んだ。まっ待て!頼むから勘弁してくれ!まだ死にた




不快な音と共に前に出していた両手が地面に落ちる…




叫ぶ暇すら与える気がないのだろう…両脚も無残に切り落とされた…




カイルは叫ぼうとするナイルの口に大量の草や泥を詰め込んだ




ナイルの声にならない叫びが…悲痛なわめきが聴こえる…




カイルは笑顔でまだまだだよ?と言い四肢を炙り始める…




失神しそうになると叩きまして起こす




動く…いや…喋る気力すら失せたのだろう…




見るも無残な姿になり果てたナイルは遂に湖に浸けられた…




周りの硫酸の色は次第に赤味を帯びていき遂には紅の湖に変わり始めた




ナイルも激痛の余り体をうごめかせるが四肢がない上に叫びすらあげられぬ程の痛みでまともに動けていない…




カイルは嘲笑いしながらナイルを見ている…




シンは吐き気を抑えられず嘔吐している…




無理もない…残忍なカヤルでさえ吐き気がしていて嘔吐寸前…という感じだ…




レナは気を失い倒れている…




ナイルの必死に出した言葉…殺してくれ…




カイルは尚も嘲笑いしながら、あぁ死ぬさ。ほっといたらな




と言う…




周りに鼻がもげそうな程の悪臭が漂い始めた




気を失っていたレナが気を取り戻したが嘔吐している




シンはレナの背中をさすっているがまだ自分も気分が悪そうだ




カヤルは慣れたらしく突っ立っている




カイル『終始見てるだけのつもりか?』




シン『えっ?』




お前達じゃない。と言いながらカイルは後ろの密林を見た




?『流石だな…』




?『いつから気付いていた?』




密林の闇から声が聴こえる




…と言うか…何故二人で話すんだ?カイル達はそう感じたがあえて突っ込まなかった…




カイル『俺達が洞窟に入った辺りからだ…何もんだ?』




密林に10人の人影が写る…




飛影『我等は忍…』




半蔵『任務でここにいる…』




真ん中の二人が応えた




カイル『大方…俺らを消せたか消せなかったかの確認ってとこか?…』




飛影『それは…』




半蔵『言えんな…』




まっそうだろうな…カイルは苦笑いしながら言う




カイル『だとしたら…ナイル達が死んだ時点で分かったはずだ…何故ここまできた?』




飛影『何故なら…』




半蔵『歴史上最も残酷な死刑が気になったからだ!』




おい!言っちゃったよ…忍が興味もったって…




カイル『そうか…他にも色々あるぞ?』




カイルも応えちゃってるよ!




シン達はツッコミを我慢しつつ耐えていた




飛影『出来れば…』




半蔵『今度教えてくれ…』




また興味持った!てか国境を越えた友情!?




カイル『あぁ…また今度な』




今度遭ったときは十中八九戦場ですから!




シン達がツッコミを我慢している内に忍は退散した




カイル『…シンよ…』




カイルの只ならぬ真剣な顔にシンは素に戻り




シン『はい…』




と応えた




カイル『…アイツら…イイ奴だな…』




シン『おい!?!?』

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