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Delusion WORLD  作者: いがろ
序章
1/29

Prologue

知ってはいけない、踏み込んでは行けない領域。

選ばれた者以外は、認識すら許されない第二の社会。


そういうものがもしも、現代世界にあったとして

そういったものを、世界を垣間見たものがいたとしたら

知ってしまったものはどうなるのだろうか。


答えは明確にして単純だ。

知ったものを世界から排除すればいいだけの事なのだから。

例え、知ったものの存在が世界から消えてしまっても

社会は何の変化も見せず、いつもどおり動くだけなのだから。


そうやって都合の悪いものを消して、社会の秩序を保ってきたとすれば

その行為は善なのか、悪なのか。

そして、それを知ろうとするもの、暴こうとするものは悪なのか善なのか。


僕自身は、周囲から見て善なのか悪なのか。


自分自身に問いただしてもわからない、答えを見出せない。

形容しがたい恐怖と、耐えられない程の後悔の念で手は小刻みに震えている。

いつまで経っても震えの止まらない手で、

髪をグシャグシャとかき乱して、キーボードを叩いている。


何を間違ってしまったのか。

どこで間違ってしまったか。

僕はどうすればいいのか。

僕にどうしろというのか。


誰か、僕はどうすればいいのか教えて欲しい。



誰か。

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