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【CALL】 -prologue- 始まりの音②
だいぶ間があきましたね。久々の開始です。
しばらくしてたくさんの人が来た。
剣、槍、斧・・・戦争の道具を持って・・・
丸い玉を囲んで武器を構えている。
偉そうな人が何か指示を出している。
―――そんな一瞬
ゆらり、というかどろり・・・の方が正しいのか
丸い【何か】が形を変えた。
体を伸ばして周りの兵隊を殺した。
みんな逃げていく。
【何か】は追うこともせずまた元の丸に戻っていく。
ふよふよとただ漂っているだけで何もしない。
恐る恐る、【私】は近づいた。
不思議と恐怖はない。
多分色々なことが短時間に起こりすぎたせいだろう。
【私】は【何か】に触れた。
柔らかいとか冷たいとか何も感じない。
本当に触れているのかと不安にすらなる。
―――ズキッ
触れている右手に痛みが走る。
「えッ」
【何か】が【私】のなかに入ってくる。
反応が遅れた、飛び引きたいが既に足が動かない。
―――侵食される
「あ、あぁ・・・」
流れ込んでくる【何か】
思考が薄れていく。
消えていく思考の中で、家族との記憶が過ぎっていた。
あと1、2本prologueあげたら本編かな