ムウ帝国戦記
夜行列車待ちの時間に考え、退避中のインターネットカフェから投稿。
太平洋の底に沈んだとされている伝説の大陸ムー大陸。もちろんそれはあくまでお伽話の話で、実在した証拠などありません。
ただし、「一夜にして海底に沈んだ」や「はるかに進んだテクノロジー」を持っていたなどと、映画や漫画に登場するムー大陸は、現代の小説などに出てくる異世界の存在に通じている部分があるかなあと思います。
このムー大陸は映画「海底軍艦」や漫画の「サブマリン707」などに登場し、いずれも海底に没し去ったあと生き残りが建国した地底国家、あるいは元から海底にあったという設定で、地上人類の及び知らない存在という設定でした。
中には漫画版「新海底軍艦」のように、血の色が地上人と違う生物学的に全く違う生き物という設定まであります。
さて、私が架空戦記として考えたのはそんなムー帝国が実在し、さらに第二次大戦時同盟国として日本側にたって参戦すると言うお話です。
話としては、ムー大陸が数千年(或いは数万年)前に太平洋に沈んだものの、ハワイ諸島やミッドウェー、さらに小笠原、もしくはマリアナやミクロネシアなどとしてわずかに生き残り、文明のことごとくを失いながらも、なんとか国としては維持されています。
そして西暦1940年代までムー帝国は島嶼国家になり下がり、さらには欧米列強の脅威にさらされながらも独立国としての地位を堅持しますが、日本に対してと同様アメリカなどの圧力で開戦を余儀なくされる。という流れです。
もちろん架空の国家ですから、史実にない諸島を設定したりも出来ます。
国家としては、さすがに超文明を持っていたら反則もいい所なので、日本と同程度か多少全体より進んでいる程度。例としては、各国がレシプロ機なのにターボプロップ機や初歩的なジェット機を揃えていたり、質の良い電探や近接信管を持っていたりと言う感じです。
島嶼国家なので人口も百万単位程度となりましょうか?それなら軍備も、海軍と空軍に重点が置かれているという設定も成り立ちます。
しかし、ここまで考えたところでムー帝国じゃないものの、太平洋上に架空の国家があって日本の同盟国として、或いは友好国として存在している話は既に他の先生が書いているので、これって二番煎じじゃね?
そう考えると、どうしても他作品の影響を受けてしまいそうなので、結局廃案。
にしても、日本の場合はドイツやイタリアと違って周囲の国にまともな工業国がないから、もしそんな同盟国があったらと、思わずにはいられません。
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