あとがき
完読ありがとうございます!
作者の紫電です。
私史上初めて、ギャグシーンを挟まないシリアスな話を書いてみたんですけど…どうでしたでしょうか。
最初はどうしてもはっちゃけられないのが窮屈に感じていたんですが、もう慣れました。
と、いうことで皆さんお楽しみ(?)な、あとがき雑談タイムといってまいりましょうか!
まず初めに、解説したいキャラクターが二人いるので、そこを解説させていただきます。(その他のキャラについても、ちょろっと話しますよ)
そのキャラというのは、マレニアとタイラーなんですけど。
この二人、実はモデルにしたキャラクターがそれぞれいるんですね。
まずはマレニア・オーグメント。
彼女は名前のまんまです。
エルデンリングというゲームに登場する、『ミケラの刃、マレニア』というキャラがモデルになっています。
実際見た目は彼女とほとんど同じ見た目をしているという設定ですが、似ているのは見た目と名前だけです。
と、言うのも。
私がこのエルデンリングのマレニアが好きすぎるので、名前お借りしよーっつって拝借したとですよ。
作中最強ボスと名高いマレニアさんですが、BGMもカッコいいんだまた。
ビジュに関しても、元ネタにするくらいですからめちゃくちゃ美しくカッコいい方です。
あとは単純に赤髪ヒロイン良いよねって話です。
うん。
オーグメントという姓は、頭の中に浮かんできた単語がそれだったってだけなので特に深い意味はないです。
名前に使う単語ではないかもしれませんが、アテナの住人ですので架空感があってよいのではないでしょうか。
次に、タイラー・ハイケンベルク。
彼が闇落ちするとは思わなかった人多いんじゃないですか?
そして、SFで闇落ちと言えば…彼でしょうよ。
そう、アナキン・スカイウォーカーです。
茶髪に青い眼、一人称「僕」とか、色々要素はあるんです。
タイラーとベイダーって似てるしね。(偶然)
まあ、とは言ってもマレニアほどカッチリとしたモデルとして描いているわけではないのです。
なんか書いてたら『こいつ似てねえか???』ってなった感じなので。
物語後半のタイラーが出てくるシーンではずっと、ダースベイダーのテーマとして有名な『帝国のマーチ』をBGMとして聴いていました。
いやー、あれもいいですよね。
もう一回スターウォーズ観ようかな。
あ、ちなみに皆さんは公開順に観る派ですか?それとも時系列順?
はい、スターウォーズ談義はそれくらいにしておきましょうか。
ハイケンベルク、というのはドイツ系の名字みたいですね。
ガランの名前は、物語を考えるにあたって真っ先に思い浮かんだのがそれだったんですよね。
七つの大罪って漫画に同名の悪役が居たりします。
なんで主人公にしたん?って話ですけど。
わかんないです。
今回パッションで決めたキャラが多くてですね。
ヴァレルも、悪役っぽい名前って考えて真っ先に浮かんできた名前ですし。
彼の登場シーンでは悪っぽいクラシックをBGMに聴いていました。
クラシックの似合う男、ヴァレルです。
ケネスは名前についてはあまり思い入れはありませんが、読者に好かれるパパであってほしいと思いつつ書いてましたね。
ところで、私が先程からBGMBGMと繰り返し言ってると思うんですけど。
私の小説を書くモチベーションの根幹には、いつも音楽があります。
好きな曲があって、その曲に合うシーンを書けるように、いつも書いています。
私の小説って『緩急がある』とよく言われるんです。
それは肯定的な意見も、否定的な意見も両方頂くんですが。
その根幹には、執筆中に聴いてる音楽に合わせて作風が変わってしまうという特性があるんだと思ってます。
日によって聴く曲はまちまちですからね。
そこで、今作を書くにあたってよく聴いていた曲を一部紹介しましょう。
【ナナホシ管弦楽団さん『抜描』】
一番よく聴いていた曲です。
この作品のテーマソングと考えていただいても大丈夫だと思います。
それと同時に、マレニアのイメージソングでもあります。
この作品、主人公はガランなのですが、物語の中で最も大きな重量を占めているのはマレニアだと思っています。
【SEKAI NO OWARIさん『Dragon Night』】
『戦争における正義』を歌った曲になっています。
ガランのイメージソングであり、彼の『戦いに対する考え方』を、この曲の力を借りて書き上げました。
この作品の重要な要素である、『太陽』や『夜明け』の雰囲気もある曲です。
【Karl Jenkinsさん『Palladio』】
ヴァレルのイメージソング、クラシック音楽です。
第33話『ヴァレル・ケムカラン《沈黙の革命家》』は、本来『ヴァレル・ケムカラン《沈黙のパラディオ》』というサブタイトルになる予定でした。
というのも、Palladioという単語には『敵を欺くために味方を苦しめてまで行うはかりごと』という意味があるという情報があったからなんです。
でも、ちゃんと調べたら全然そんな意味なかったので…サブタイトル変えました。テヘペロ。
この作品を書くにあたって、ずっと迷ってた…というか今も迷ってることがあるんですけど。
マレニアのイメージソング『抜描』は本来、愛する人との別れを歌った曲なんです。
マレニアのガランへの想いは、恋心なのかどうなのか…。
マジで作者にも分かってません。
『お慕いしております』って別に恋心以外でも使うと思うんですよ。
尊敬とかの感情でも使うじゃないですか。
でも、男女の付き合いで生まれる感情って、こういうあやふやなものが多いと思うんですよね。
そんな感情を上手く表現できていると言えば良い…のか?
って感じですけど。
んー、分からん。
多分ずっと分からんと思います。
ガランもマレニアも分かってないと思います。
しかしまあ、モータースポーツものの合間に休憩がてらで書いた作品でしたが、中々面白い物語になったのではないでしょうか。
私はなんというか、ヒューマンドラマが好きなんだなと身に染みて理解しました。
私の作品をよく読んでくださっている方には既にバレているものと思います。笑
まだまだ私の作品…というか私自身なんですが。
成長途中であると自認しておりますので、そうした人間模様の描き方も、もっともっと上手くなると思います。
是非ともまた、さらにレベルアップした私の作品を読みにいらっしゃってください。
では、ここまでありがとうございました。
またいつか、お会いしましょう。
ばいちゃ。