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第42話 レインの部屋へ三度(みたび)

 一○日後の夜……。


 いよいよ、明日。デガロ監獄島へ出発する。不安がないと言えば、嘘になるが。俺には特殊スキル、強制転移がある。いざという時はこのスキルで、レインを呼ぶ事が出来る。


 一ヶ月か……。


 向こうへ行ってみないと分からないが、もしかしたらレインと長い期間会えない可能性もあるな。俺が生まれた時から、ずっとレインは傍に居てくれた。長い期間、レインと離れて過ごすのは、初めてかもしれない。行く前から、ホームシックとは情けない限りだな。だが、俺にとってレインという存在は、それ程までに大きくなっているのだろう。


 どうしようか……。


 レインの方も、暫くの間、俺と会えないのでは寂しさを感じる事だろう。今日の夜は、レインと一緒に寝るか。長い時間、キスをされないかが心配ではあるが。まあ、何とかなるだろ。


 俺は枕を抱えて、レインの部屋へと向う。


 レインの部屋の前で扉を叩くと、レインは直ぐに部屋から出てきた。


「明日、出発だから。お兄ちゃんと、暫く会えないから……。今日は、一緒に寝てもいい?」


「いいよ。一緒に寝よう」


「うん」


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