表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/102

第17話 少し大胆に

「フェリス、眠れそうか?」


「う~ん……」


 少し、大胆にやったろうじゃないか!


「お兄ちゃんの腕に掴まったら、眠れるかも」


「俺の、腕にか?」


「うん。駄目……かな?」


「あ、いや……」


 おっ、レインが少し動揺してるぞ。


「お兄ちゃんが、嫌なら……」


「全然、嫌じゃないぞ。ほらっ」


 レインが腕を、少しこちらにずらした。俺は自分の腕を、レインの腕に思いっきり絡める。その直後、レインの体は硬直しているようだった。


 おっ、いいね。レインは、俺を凄く意識してるぞ。


「フェリス、ど、どうだ? これで、眠れそうか?」


「うん。眠れそうだよ」


「そうか」


 流石にこれ以上過激な事をやったら、いくら紳士なレインでも狼に豹変するかもしれない。レインの動揺した姿も見れた事だし、今回はここまでにしておくか。


「お兄ちゃん、お休みなさい」


「ああ、お休み」


 それから暫くして、俺は眠りに落ちた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ