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謁見②

「あい、わかった。褒賞の件については後々話し合おう。あとは確認じゃ、アウルム殿、この国と事を構えるつもりは無いのじゃろう?」

「はい、ひととき私は公爵様の臣下で有りましたので。この国にも愛着はあります。個人的な恨みは晴らせたし、この国に弓引く事はございません」

「信じて‥‥‥良いのじゃな?」

「はい、この首を賭けましょう」


「聞いたか、皆のもの! アウルム殿に今後一切手出しする事の無い様に!!」

 王は立ち上がり大声で断言した。


「「「御意!」」」


「国王陛下、退場!!」

 

 周りが一斉に跪く。

 陛下が去った後は貴族の方々も退場していった。


「アウルム様、こちらへどうぞ」

 来た時の様にお付きの人に案内されるままついていく。



 先程と別の部屋に案内されていくと‥‥‥、王様がいた。


「おぉ、アウルム殿、アリス嬢もありがとう。そこに掛けてくれ」

「陛下、ワタシとアウルムの結婚、祝福していただけますか!?」


「おぉ、するする。させてもらうからあまり責めるな」


 ん? なんか王様なのに立場弱い?


「アウルム殿、不甲斐ない王ですまないな。皆の前以外ではこんなものなのだよ。アウルム殿は16歳と聞いたが‥‥‥」

「はい、そうですね。陛下もお若いですよね」


「余も二十歳を少し超えたくらいだよ。まさかこんな歳で王になるとは思わずな。アウルム殿は歳も近いからな、友人になってくれまいか?」

「えぇっ!?」


 びっくりした、王様の友達って‥‥‥。


「アウルム、と呼ばせてもらっても良いだろうか? 余の事は「ジーク」と呼んでくれ」

「私の方は構いませんが‥‥‥、私は「陛下」と呼ばせていただきます」


「まぁ、急には無理ですわ、陛下」

 アリス‥‥‥、貴女がそれを言うのか?


「アリス嬢、そういえばアウルムと結婚するとな? 余が証人となろう! さすれば問題なく結婚出来よう。‥‥‥どうしたのだ、アウルムよ?」


 それって‥‥‥、王命ってやつでしょう?

逆らえないやつじゃん。

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