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宴の後

一話飛ばしておりました。

申し訳ございません。

 翌日、ブラス様達に会って確認した。

「ブラス様、ヒルダ様、アリス様が(かくかくしかじか)‥‥‥本当ですか?」

「あぁ、本当だとも。よろしく頼むよ、アウルム」

「アウルムが息子になるなら嬉しいわ、前向きに考えてあげてね」


「これこれ、アウルムにはもう奥さんがいるのだ。私たちがそう言ったら無理強いしてるみたいじゃないか」

「そうね、ごめんなさいね、アウルム」


 えぇ‥‥‥? 

 隣国に逃げて来たとはいえ、仮にも公爵だろ?

 そんな大貴族の令嬢が一般民の俺なんかと結婚なんて出来るのか?


 公爵の跡継ぎとしては長男のローレンス様がいるから良いのかもしれないが‥‥‥。

 ちなみに俺は会った事はない。


 「それとイーリエ殿に大変世話になっておる。彼は本当に素晴らしい人間だな」

 公爵夫妻はイーリエさんの屋敷に匿ってもらっていた。


「で、タイタン王国ではアウルム、お前を探しているようだぞ」

「‥‥‥お尋ね者として、ですよねぇ?」

「‥‥‥かもしれん。あの戦艦グランホルストを破壊したのだろう?」

「はい。ついでに侯爵邸目掛けて落下させました」


「まぁ、それについては個人的には目を瞑ろう。あの戦艦も魔力をバカ喰いするので運用が難しかったのだ。お前の捜索に関する情報もわかり次第伝えよう。また顔を出してくれ」

「わかりました、ありがとうございます」


ーーーーーーーーーーーー


「お父様もお母様も賛成してたでしょ?」

「‥‥‥はい」


「あとその口調もやめて。普通にシルヴィアと同じように話してよ」

「いや‥‥‥、それはなかなか厳しいですよ」


「私たちからすればあなたは魔族から国を救った英雄なのよ。もっと堂々としなさいよ」

「そうなんですかねぇ?」



ーーーーーーーーーーーー


 実際のところ、タイタン王国でも意見が割れていた。


 彼の者はタイタンの使いではないか?

 いや、王国を滅ぼしに来た魔族そのものだ。


 英雄だ、国を挙げて歓迎すべきだ。

 いや破壊神だ、どうにか殲滅しなくてはならない。


 タイタン国王が口を開く。

「まずは対話を試みようと思う。彼は荒ぶるドラゴンではない。口が聞けるのだから」



 そこからはタイタン王国内において一斉捜索が始まった。有力な情報には懸賞金を、連れてきた者には爵位を、と大盤振る舞いであった。


 

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