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救出成功

「主殿! 衛兵がこちらに来ますぞ」

「数は?」


「二人です」

「じゃあマリ、頼んだ。殺すなよ」


「がってん!」

 マリが衛兵に向けて掌底を突き出すと衝撃波が発生した。吹き飛ばされた衛兵は気絶。

 置いてあった花瓶や窓ガラスも勢いよく割れた。


「お前、そんな事出来たんだな?」

「旦那様が出番をくれないからさ‥‥‥」


「何事だ!!」


 あーあ、派手にやるからバレちゃったじゃないか。まぁ、いい。シルヴィアを助けに来た時点でそれくらいは覚悟してた。


「貴様ら!! そこで大人しくしろ!」


 エントランスにまで戻ったところでワラワラと集まってきた。

「カレン。頼めるか? あと、殺すなよ」

「お安い御用だわ」


 カレンがエントランスの中央で手を天に翳した。

「ちょっとシビれるわよ!」


 天井を突き破った雷がカレンに落ちる。受け止めたカレンが全方位に放電する。


「「「ギャギャギャギャ!!!!」」」


 集まってきた衛兵は全て倒れていた。


 カレンの台詞で予測がついた俺はカレンとの間に電気抵抗の高いニクロムとニッケルを何層にもした壁のように配置して防いだ。以前休暇中に試しておいた事が役に立ったようだ。



「‥‥‥大丈夫か? 死んでない?」

「手加減したわ。ワタシの経験上大丈夫よ」

 本当かな? 

 カレンが一番いろいろとやばいよな‥‥‥。


「シルヴィア、あのミスリルマントはどうした?」

「アレは‥‥‥ここの貴族に取られちゃったわ」


「そうか。まぁ、また取りに戻ればいい。これをつけて」

「ベルトね。って、バックルでかっ!!」


「つけたか? 行くぞ。しっかり掴まって」

「ひゃああぁぁぁ!!!!」

 俺とシルヴィアを浮かせていく。


 すぐには追っては来ないだろう。

 俺たちは海の方に逃げた。


 さてと、これからどうしようか。

 どこの街に行っても受け入れてもらえなそうだしな、いっそ別の国に‥‥‥。


「主殿、これからどこを拠点に致しますか?」

「旦那様の能力で戦艦でも城でも作っちまえば?」

「あ、それ面白いわね!! いいじゃない!」


 いや、さすがにそれは無理だろ。

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