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スパイ アウルム

「諜報活動‥‥‥ですか?」

「この所ユピテル教の活動が攻撃的になってきててな。軍や王宮などにも不穏な空気が蔓延しておるのだよ」


 確かにそんな感じはしていたなぁ。街の雰囲気からしても。スパイか、映画とかでは好きだったけどな。


「王陛下も最近ではユピテル教に御執心でな。私はもしかしたら立場を追われるかもしれん」

「えぇ? という事は‥‥‥」


「このままでは獣人たちの護衛隊は解散させられるだろうな。それ以外のドワーフもエルフも将来的には迫害されるかもしれん。そんなことになったら人間とそれ以外の種族の戦争になる!! それだけは避けねばならんのだ」


「確かにそうですね。私は具体的には何をすれば‥‥‥?」


「ユピテル教の悪事を暴いて欲しいのだ。奴らが急激に勢力を増したのは何かの後ろ暗い理由があるはずだ。それを調べて欲しい」


「わかりました。しかし私に出来ますでしょうか?」

「共に潜入捜査している者が既にいる。それに指示を仰いでくれ」


ーーーーーーーーーーーー


 指定された酒場に来た。マスターが話しかけてきた。

「こんな店に何用だ?」

「『タイタンに会いたい』」


「‥‥‥‥‥‥案内する。こっちだ」

 合言葉を言うと奥に案内された。


 案内された部屋には男女二人がいた。


「アンタが『シリウス』かい? あたしは『ベガ』、こっちが‥‥‥」

「『アルタイル』だ。よろしく頼む」


「じゃあ早速話をしよう。あたし達二人は既に潜入捜査している。で、宰相の屋敷の一角でどうしても開かない扉があるんだ。そこをアンタに開けて欲しいって訳よ」

「腕のいい鍵師だと聞いている」


 俺のスキルは詳細には伝わっていないらしい。

それはそれで好都合だ。

「わかった。金属製の鍵なら問題ない」

「今度宰相の屋敷で宴が開かれる。その日に行動開始だ」


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