表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

58/144

また一難

 シルヴィアがいなくなって心にポッカリと穴があいたようになってしまった。

 幸いにして懐はある程度温かいため依頼などは受けずに生活は出来ていたが。


 ボーッとしながら街の外を歩いていたら何やら騒がしい。


 何やら豪奢な馬車が襲われてる? 

 盗賊の類いかな、まぁ珍しくもないけど。

 一応人助けしておくか。


 行ってみると盗賊にしては立派な装備。

 アレは騎士団じゃないのか? 

 なんで騎士団が護るべき馬車を襲っているんだ?

 

 さらに見てみると馬車を襲ってる騎士と護ってる騎士と‥‥‥。

 仲間割れか?


 うーん、どっちに加勢したらいいんだ?

 ‥‥‥まぁ劣勢の方かな。よし。


ーーーーーーーーーーーー


「クリューソス公爵、覚悟!!‥‥‥ぶぇっ!」

 辺りには馬車を襲ってた騎士達が倒れていた。


「な、なんだ? 何が起きたのだ?」

「裏切り者達が一斉に吹き飛びました‥‥‥、何があったのかは分かりかねます」


「あの〜、大丈夫ですか?」

「お主が加勢してくれたのか?」

「あ〜、はい。冒険者のアウルムと申します。ご無事そうでなによりです。では」


「待たれよ。アウルム殿、加勢いただき心より感謝致す。私は護衛団長のハンニバルだ。こちらはタイタン王国のブラス・クリューソス公爵閣下である」

「ブラスと申す。ありがとう、アウルム殿。お陰で命拾いした」


「仲間割れですか? 同じ鎧と兜だし」

「お恥ずかしい話だがその通りだ。それはともかくお主に礼をせねばならぬ。馬車に乗ってくれ」


「えっ、御礼とかいいですよ」


「命の恩人に礼もせぬとあらば末代までの恥じゃ。予定などが無ければ是非とも礼を受けてくれぬか?」


「予定はこれといっては無いですけど‥‥‥」

「では! ブラス様のお言葉ですのでどうぞお乗り下さい」


 アウルムはこうして馬車に乗り、隣国タイタン王国に行く事になった。


面白い!!、続きが気になる!!と思った方はブックマーク、☆の評価をしていただけるとモチベーションが上がります。

よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ