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今後の展開とテンプレ展開

「じゃあ当面の目標は訓練と資金稼ぎを続けて、貯まったら他の国とかでルーの仲間を探して戦力強化するという事で。問題ないか?」

「ないわ」

「ありませぬ」


「よし、じゃあその方向でやっていこう。とりあえずこの後はギルドに行って報告だ」


ーーーーーーーーーーーー


 冒険者ギルドに到着した。入ったらすぐ周りから注目を浴びた。


「おい、見たか? あの女、すげぇ美人だぜ」

「隣の女は小さいけど俺の好みだ!」

「連れの男はなんだか弱そうだな?」



 なんか聞こえるが、無視でいいだろう。



「おい、そこのお前!! いい女二人も連れてるじゃないか! お前にはもったいないぜ」


 なんだか絡まれてる奴がいるな、大変だなぁ。


「おい、聞いてんのか!? お前だよ」

 一際立派な装備をした男に肩を掴まれた。  

 

 え? 俺?


「あ、俺の事? 何か用?」


「お前に決まってるだろ!! 俺はBランク冒険者のイアンだ。そこの二人はお前にはもったいないから俺のパーティーに入れてやるよ。お前は必要無いから帰っていいぞ」


「はぁ? なんでアンタにそんな事言われないといけないんだ?」

「お前ランクはいくつだよ?」


「Eランクだけど?」

「E!? ヒャハハハ!!!! E!! 笑わせてくれる!」


「何がおかしいんだ?」

「お前はどうせこの二人の荷物持ちでもしてるんだろ? 駆け出しはベテランの言う事を聞くもんだぜ!?」


「黙って聞いていればなんなの? あっちへ行ってくれない?」

「そうそう、あっち行って酒でも飲んでてくれよ」


「あぁ!? 生意気だ! お前みたいな弱そうな奴が女連れで冒険者なんか出来るはずがない!!」


「ご主人様、この無礼者、切り捨ててもよろしいか?」

「いや、待て待て。で、アンタはどうしろって言うんだ?」


「俺と決闘しろ! 俺が勝ったら彼女と別れて、お前は消えろ!」

「俺が勝ったら?」

「この金を全てくれてやる!」


 シルヴィアの目が光った。

「わかったわ、受けて立つわ!!」

「おい! なんでお前が了承してるんだ!?」


「だってBランク冒険者なら結構持ってるわよ。お金はあるに越した事ないじゃない?」

「スキルがバレたらどうするんだ!?」


「そこは‥‥‥上手くやってよ」

 えぇ‥‥‥、そこは丸投げかよ‥‥‥。

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