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カルコスの街

 カルコスについた。

「まずは冒険者ギルドに行きましょ」

「そうだな。買い取って貰いたい素材もあるし」


 冒険者ギルドはほぼ町の中心にあった。さすがは冒険者とダンジョンの町だな。


 受付もたくさんあるし、受付嬢も綺麗どころが揃ってる。

「‥‥‥アウルム?」

「なんだ? 受付たくさんあるから別に並んだ方が良いよな?」

「いや、なんでもないわ」


「こんにちは、私は受付のエリーと申します。今日はいかが致しましたか?」

「アドベントで冒険者登録をしたんだが、事情があってこの街へやってきたんだ。再登録とかした方がいいのかと思ってな」

「ホームギルドの異動になりますね。こちらの水晶に触れて、カードのご提示をお願いします」


 言われるままに従い、水晶に触れる。

「はい、問題ありませんね。アウルムさん、ようこそ。冒険者とダンジョンの町、カルコスへ」


「共に活動される方がいれば、パーティー申請出来ますよ。ランクアップや依頼受付に有利になりますよ」

「じゃあ、そっちのシルヴィアとパーティー組むから申請するわ」

「はい、わかりました。少々お待ちください」



「アウルム、パーティー名を考えなきゃ」

「そうだなぁ。アウルムとシルヴィア‥‥‥。アウルヴィアでいいんじゃないか?」

「! 安直だけど、響きが悪くないわ! そうしましょう」


「じゃあパーティー名は『アウルヴィア』でよろしいですね。メンバーを追加する場合は再度申請してくださいね」

「わかった。あと、それと素材の買い取りも頼めるかな?」

「買い取りはあちらのカウンターになります」

「わかった、ありがとう。エリーさん」


 買い取りカウンターに向かう。シルヴィアは掲示板に行って依頼票を見ている。


「買い取りを頼みたいんだが」

「おう、随分細い奴だな。つまらん素材なら要らないぞ」

「ここに出せば良いのか?」

「おう」


 結構デカいイノシシだったけど大丈夫かな? 

まぁ、良いって言ってるからいいか。


ドンッ!!


「おい!! なんだ、コレは!?」

「昨日襲われたイノシシだけど、ダメか?」


「コイツは『ダークボア』じゃねーか!!」


 買い取りのおっちゃんの声がデカいから、ギルドが騒然としちゃったじゃん。


「ダークボアは闇に紛れて襲ってくる危険度Cランクの魔物だぞ!? お前、ランクは?」

「Eだよ」


「は?」

「だからEランクだって。何度も言わすなよ。恥ずかしいから」 


「釣り合わねーぞ。EランクでCランクを倒せる筈が無い」


この世界はスキルとステータスでだいたい強さが決まるので超強いFランクがいてもまぁおかしくはない。

 が、そんな事は滅多にない、ランクアップには功績と強さ両面揃っているのが条件みたいなところがある。


「あぁ、倒したのは俺じゃない。あっちの女だ」

「アウルム、呼んだ?」


「お嬢ちゃん、アンタがダークボアを倒したのか? ランクは?」

「トドメは刺したわ。ランクはDよ」

「‥‥‥‥‥‥。それでもおかしい‥‥‥」

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