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戦闘後

死体から金属製の装備や金を奪い取り、全てストレージに収納した。

 やってる事は死体からの剥ぎ取りだがこちらの世界では常識だ。むしろ資源のリユーズ的な意味で推奨されている部分もある。


「アウルム‥‥‥、ごめんなさい。私のせいで巻き込んでしまって‥‥‥」

「いや、このスキルは人間にとってはあまりに異質らしい。あまり一ヶ所に留まらない方がいいみたいだから、ちょうどいい機会だったのかもしれないよ」


「そう‥‥‥なの? こんなすごいスキルなのに‥‥‥。エルフが人間社会に溶け込めないのと似てるかも‥‥‥」

「そうだな。シルヴィア、俺も一緒に行ってもいいかな?」


「もちろん! 一緒に来てくれるなら心強いわ!」

「よし、決まりだ。じゃあこの死体をなんとかしようか」


 死体を森にでも投げておけばモンスターが食べるだろう。死体が無ければ足もつかないだろうし。

 先程かき集めた金属製の装備を鉄板に変えて死体の下に滑り込ませる。そのまま持ち上げれば楽々だ。シルヴィアに死体を転がしてもらうと更に楽だ。まとめて森にポイっと。


 俺だけ一旦街に戻る。シルヴィアには元我が家で待っていてもらう事に。


ーーーーーーーーーーーー


 アドベントの街に着いた。

 一応イーリエさんには話しておこう。シルヴィアの事は伏せつつ。

 

「‥‥‥そうか。わかった。冒険者にはよくある話だ。元気でやれよ」

「イーリエさん、お世話になりました‥‥‥」

「(グスッ)‥‥‥おう」


 イーリエさんは壁の方を向いたままこっちを向かなかった。

 肩を震わせていたからおそらくは‥‥‥。


ーーーーーーーーーーーー


「アウルム、元気でね!」

「いつかパーティー組むんだからな? 忘れるなよ!?」

 スズとディーンにも別れを告げた。



 世話になった孤児院にも挨拶をしてきた。傭兵団の持ってた金を全部またこっそりと置いてきた。



 シルヴィアの手紙は魔道具屋の主人宛だった。主人は手紙を受け取るとすぐに開けて読んだ。

 深くため息を吐いてから、奥に行って何か持ってきた。シルヴィアの荷物かな? 


「‥‥‥事情は分かった。これが荷物でこっちは餞別だ、渡してくれないか?」

「わかりました」


 これで一通り済んだかな。

 よし、シルヴィアの所に戻ろう。

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