ドラゴン再討伐
「またドラゴンを討伐したぞー!! ばんざーい!」
「「ばんざーい!!」」
城の被害もそっちのけで兵士たちは大喜びだ。
「ちょっと疲れたわ、魔力を使いすぎたみたい」
アリスは足がガクガクしていた。
「ワイもや、一撃に全てを込め過ぎたわ、ハハ‥‥‥」
ハンジローも同様に座り込んでいた。
「もう、堪忍して欲しいわ、ホンマに」
カエデもヘトヘトみたいだな。
「みんな大丈夫? アリス、肩を貸すわ」
「ありがとう」
シルヴィアは元気だ。属性付与を少しと矢を撃っただけだからな。
カール将軍が話しかけてきた。
「再度のドラゴン討伐だな。おめでとう、そしてお疲れ様。君たちは本当の『ドラゴンバスター』だ!!」
「「「おぉーーーーーー!!!!」」」
大歓声が沸き起こる。
「アウルム殿、スキルは戻ったんだな」
「ええ、先程急に‥‥‥」
「原因はアレだ」
将軍がある死体を指し示す。
「王子の手と足だよ。この感じからして食われたんだろうな。それでスキルの封印が解けたんだろうよ」
そうだったのか。
酷いことされたけどもういいや。
「さてと、コレからが大変だよ‥‥‥。この国の後継者が居なくなってしまったからな」
あぁ、それは大変そうだなぁ。
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再び倒されたドラゴン。
死んだはずのドラゴンの目はまだ光っていた。
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