4.冒険者ギルド
続くよ!
中心部に向かってる途中御者さんから色々と聞いた
良いこととしては
冒険者という職業があること
冒険者はアイテムを使って犯罪歴を見られるがそれ以外は何も必要とされず誰でもなれること
王立第3付近はあまり店はないが隠れた名店とか有名な鍛治師がいるそうだ
悪いこととしては
第1第2第3の学校自体の仲があまり良くないそうだ 第3を下にみてるらしい
あとは、奴隷がいるらしい
人種差別はないらしいが様々な種族の奴隷がいるそうだ 本当は弱々しい幼女とか買って育てるとめっちゃ強くなったりしたりするのかもしれないが こっちには仲間がいるし物価がわからんし
あまり手は出したくないなぁ
と考えていると中心部についたようだ
王都メルべマータ マルトル区
すごい人がいる 御者さんに銅貨を5枚渡して 冒険者ギルドに向かうことに
銅貨100枚=銀貨1枚
銀貨100枚=金貨1枚
金貨100枚=白金貨1枚
通貨はこんな感じらしい
まだ馬車でしかお金を使ってないからどのくらいの価値があるかは詳しくわからないがぼったくられる前にちゃんとこの世界について知らなければ
冒険者ギルドはあっさり見つかった
冒険者は南西大陸 ペルドーシア大陸を支配するアルダ帝国が発祥であり皇帝の先祖が冒険家だったらしくギルドを仲間と一緒に設立したらしい
今は国に属することのない独立した機関だそうだ
ギルドに近づくと人だかりができていた
何やら一悶着あったらしい
強そうなおっさんが担架で運ばれていった
「なんかあったんですか?」
と近くにいた人に聞いてみると
「あ、あぁ新人いびりで有名なC級冒険者ギースが王立第3の制服を着た男の子にボコボコにされたらしい」
は?なんじゃそりゃ
期待の新星登場ってか?
しかもなんで制服のままなんだよ
支給された装備身に付けてこなかったのか
第3の生徒はそのまま登録をして常設されているクエスト受けて出ていったらしい
騒ぎは治まりつつあったのでそのまま受付に行き犯罪歴がないかを調べられた
「それではレベルと名前をこの紙に書いてもらえますか?」
「レベル?総合評価数値のことですか?」
「?、そうですが」
どうやら文字では俺たちには総合評価数値と出ているが話す際にはレベルというらしい
どんな当て字だよ
多分俺らの世界の言語との違いによるものかな?仕方ないな
言われた通りに冒険者登録をしたのでギルドに隣接してある酒場に行き情報収集をしに行く
「すみません、少しお話を聞きたいのですが」
気前の良さそうなおっさん冒険者のとこに銅貨5枚ほど渡しながら言う
「?、グハハハハハハッ!お前ら新米だろ?そんなかっこつけなくていいんだぜ
聞きたいことがあったら先輩冒険者のグラハム様になんでも聴きな!」
めっちゃいいやつやん
まぁ出したお金は取られましたが
ありがたい
質問したのは
総合評価数値のことと
技(スキルとこっちでは言うらしい)のことだ
救世主が召喚されたということはすでに王都内ではみんな知ってるらしい
なので自分たちがその救世主だということも明かした
「レベルっちゅうもんは年齢によって1つ上がる、あとは何か物を作ったり魔物とか生き物を殺したりしていくことでレベルが上がる。もちろん人を殺してもな」
でもなぜか年齢が20を超えるとレベルは勝手には上がらなくなるらしいあとは努力次第だそうだ
「そして、スキルは加護を受けた神にもらえる特別なスキルと自分で身につけることができるスキルがある。特別つってもそれ以上のスキルが自力で取れないわけでもないから別に気にしなくていい、あったらラッキーだぐらいに思っとけばいいぜ」
自力でスキルを取る方法は反復練習だそうだ
「俺もそれで"破壊"って言うスキルを手に入れてな、結構レアなんだぜこのスキル」
「レアって、いいんですかそんな貴重なスキル俺たちに教えて」
高橋も少し困惑してるようだ
「あぁ、いいさ!なんてったって俺は破壊のグラハム A級冒険者だからな!みんな知ってるぜ!グハハハハハハハハ!」
グラハムさんは机に立てかけていたでかい斧を片手で軽々と持ち上げ立ち上がり俺らと円陣する様に肩を組んだ
「それとな、小僧達あまり自分達が救世主だってことは言いふらさないほうがいいぜ
どの国もだがやっぱりクセェとこはあるもんだ、騙されるかもしれんしな。まぁ俺は金さえもらえればなんでもいいけどな、そこんとこ気を付けろよ」
「は、はい…」
「あとは自分達の力を過信しすぎないようにしろ、俺より強い奴らなんてごまんといるからな、じゃあな」
か、かっけぇよグラハムさん
惚れたよ男として
グラハムさんみたいな漢になりたいです