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もうさぁ?怖いよ、みんな

「これは仕返しのつもりですか?そうなのですよね?デズロ様」


「知らないよぉ。ササラに首輪を付けたのはエルハドでしょ?僕に八つ当たりしないでよぉ」


もぅ僕の息子がずっとご機嫌斜めなんだけどぉ?

それで僕そんな激おこササラを見張らされてるんだけどぉ?勘弁して。


「あんな女、魔法など使えなくても素手で殺せますけどね?」


「怖い!ササラこの間から本当に全ての発言が怖すぎる!!お願いだからもう少し冷静になって?そうしないとこの包囲網は解除されないと思うよ?」


そうなんだよね。

僕が見張りだと信用できないと更に僕達を見張る刺客が送り込まれたんだよ?・・・抜かりないよね?


「ハーーーイ!ササラさんご飯の時間ですよー!あ!お父さんも一緒に食べます?」


なんで?なんで僕の事ついでみたいな言い方した?

わざとなの?ティファ最近僕に当たり強くない!?


「・・・・ティファ。私は今、食欲は・・・・」


「食後にチーズケーキも用意しましたよ?今回は三層になってます!!新しい食感とチーズのコラボです!」


「それは興味深いですね?早速頂こうかな?」


僕、最近ティファって地上最強なんじゃ?って思うんだけど、思い違いかな?考え過ぎだよね?


「そうですよ?力を蓄えておかないと、いざって時に力を発揮出来ませんからね?不埒な輩は私と一緒に力尽くでへし折りに行きましょう!!」


焚き付けないで!!何なの!!ティファは何がしたいのかな!!僕この間からハラハラしっぱなしだよ?おかしい!ハラハラさせるのは僕の専売特許の筈なのにー!!!


「・・・・・ティファ」


「ギャドさんがサンチコアに到着したみたいです。今メルローさん相手にセラさんを巡り死闘の逃走劇を繰り広げてます!とりあえず今はご飯を食べて、この後の騒動に備えましょう!そうしないとあの街、消し飛ぶかも知れませんから!」


エルハドーーーー!!!君一体何したの!?ギャドとメルローに何したの!?何であの二人がセラを巡って死闘を繰り広げるのかワケワカラナイヨ。


「お父さんも食べて下さい。そして、食べ終わったら一緒に街に行きましょう!私、実は新しいお洋服欲しいんです。・・・・お父さんに、選んで欲しいです」


ティファ。

君は僕を完全に阿呆扱いしているね?


いくらなんでも僕にも分かるよ?

サンチコアに行きたいんだね?

そしてギャドに加勢したいんだよね?その手伝いを、僕にしろって事だよね?あのね?僕ササラの暴走を止めなきゃいけないんだよ?そうしないとエルハドの奴が拗ねちゃうからね?アイツが拗ねると本当に厄介だって分かってる?


「ティファ。いくらデズロ様でもそれでは動きませんよ?この人こう見えて悪知恵だけは働くんで、すぐに見抜かれます」


「そうなんですか?駄目なんです?」


駄目だよ?そんな可愛い顔で見られても駄目だよ?

お腹に巻きつかれて見上げられたとしても駄目なものは駄目なんだよ?ティファさん?


「パパ・・・・・お洋服、買って下さい」


「いいよ!!なんでも買ってあげる!一着とは言わず何着でもね!!上から下まで僕が選んであげるからね!!さぁ行こう!今すぐに行こう!!」


「・・・・・・私は今、衝撃的瞬間を目の当たりにしました。信じられない」


ごめーんエルハドー!お前との約束よりやっぱり可愛いティファの頼みの方が大事だから僕行くね?小言は後で幾らでも聞くからさぁ?ちょっと騒ぎが大きくなるくらい、どうとでもなるよね?ドンマイドンマイ!


「まぁまぁ。じゃあご飯を頂きましょう。メルローさんかなり頑張って敵をなぎ倒しつつギャドさんから逃げてますので。もう少し時間は稼げますよ。そちらはエルハド様にお願いするとして、私達は、あの人を止めに行きます」


「・・・・どういう事かな?」


「何故か彼女、地下室から脱走したみたいです。まぁ、屋敷に彼女に手を貸す者がいたんでしょうね。当たり前ですけど、そうじゃなきゃ長い間あんな事、隠し通せる訳ないですからね?」


ティファって僕に似て鋭いというか・・・・結構色々考えてるよね?そんな風に全く見えないのにね?流石僕の娘だね?


「ティファは、ギャドの話を聞いても普通だね?何でそんな普通にしていられるの?あ、これは素朴な疑問だからね?悪意はないよ?ササラでさえ、この狼狽ようなのに」


「・・・何となく、気付いてましたから。ギャドさんと会った時」


「「は?」」


え?気付いてたの?最初から?何で?


「幼少期に親に虐待された子供は皆同じような反応を示します。勿論その内容にもよりますが・・・ギャドさんも似たような反応を示しましたから」


・・・・・つまり。君はカスバールでそんな子供を多く見てきたんだね?僕の時と同じように・・・・。


「そんな事はどうでもよかったので。私の知っているギャドさんは今のギャドさんです。他の人達もそうです。過去に何があろうと、そんな事は関係ありません。でも、それを使って仲間を傷つけるなら、私はその相手には容赦しません」


ティファ。ティファ?目、目が怖い。あ、余計な事聞いちゃったかな?あ、ササラいい加減、冷静になったかな?

そうそう、君もこんな顔してたからね?ヤバイでしょ?


「本当に、学習能力がない人間は困ります。言って分からないのなら、その体に刻み込ませてやりましょう」


ここは深淵の底なの!!怖いよーーー!!もうヤダァ!

僕もうここから逃げ出したい!!もうこの際カスバールでもいい!!ここでない何処かなら!!メリルのお気楽さが懐かしい!!!

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