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5.チャラデレラとにおおらか人魚

違うクラスのグレーテルと別れ、

同じクラスのヘンゼルとともに教室へと向かう。


ちなみにうちの制服はレースがアクセントになっているシャツに赤の短いネクタイ。

輝く金のボタンが並ぶハイウェストの紺色スカート。

好きな色が選べる髪飾り用のリボン出できている。

お嬢様学校のようでとても素敵なのだ。

(いや、貴族学校だから当たり前なんだけど……)


私のリボンは緑、ヘンゼルは黄色である。

私の銀髪は、毎朝モカが編み込みをしてくれ、リボンを結んでくれている。

私は令嬢のように髪を下ろしていることが少ない。

鬱陶しいからである。(いいのか)


隣のグレーテルは令嬢らしく下ろしており、栗色の髪に生まれつきのゆるいウェーブがかかっている。

リボンはハーフアップを留めるのに使われていて可愛い。


2年生である私達は3階の教室である。

階段を登り3つ目、2年C組の教室に入った。


「メリーおはよう。今日も麗しいね。」

「おはよー。久しぶりだねメリー、ヘンゼル。」


続けて声をかけてきた2人は、


私の幼なじみである、

アッシュ・C・グラースとデルフィ・M・シュッペシュッペだ。



「ヘンゼル嬢もおはよう。今日も黄色のリボンが素敵だねぇ。黄色がここまで似合うのは才能だよ、流石だ。」

「何言っているのかよくわからないよグラース様〜」



ヘンゼルに対してべた褒めをカマスこの男がアッシュ。この国の1の特産であるガラス業を生業とするグラース家の子息である。

金髪蒼眼のイケメンであり、もろ王子様顔をしている。(貴族だが)

綺麗好きであり、掃除をするのが大好きだ。

3人の義理の姉がいるが関係は良好。

女の子に対して鬱陶しいくらい褒め言葉が出るのは、姉に強要されていた結果である。

そしてなおかつ動物と会話ができてしまうのだ。

さすが童話のキャラクター。


と、ここまではいいのだか、この男、

とてつもない足フェチであり、女の子の足をさするのが

大好きなのである。

イケメンだがこれがあるため、みんなに残念イケメンとして認定をされている。



「何かいい匂いがするー。食べてきたー?」


こちらのおおらかな男は、デルフィ・M・シュッペ。初等部の頃にこの国に留学をしてきた隣国の王子様である。

水色の髪に緑の眼、褐色の肌が特徴である。

とてもおおらかで優秀。

歌がとても上手く、ファンが多い素敵な人だ。

ただ、水を見るとすぐ飛び込んでしまうのが玉に瑕である。

いくら隣国が海の国だからと言ってこれは極端なのでは?というかんじではあるが、これさえなければと令嬢達に思われてるこちらも残念イケメンである。



「えぇ、ヘンゼルの所で新作を。」

「メリーの試食は間違いないからね〜」


ずるいずるいと2人からクレームがくる。


「今日生徒会に持ってってもらう用に別のものだけど用意してるからそれで勘弁して〜」

「「やったー!」」

アッシュとデルフィと私は生徒会の人間である。

残念ながらヘンゼルは違うので、

呆れたヘンゼルから籠を渡される。

「ありがとうヘンゼル。私も嬉しい。」

甘党である私もニコニコしてしまう。

目が合ったヘンゼルは照れたように顔を赤らめた。


「じゃあ早く生徒会行こうー」

「そうだね、メリー早く行こう!」

2人が私を急かす。


しかし。


「放課後まで待つことは出来ないのかしら……」

アッシュはドイツ語で灰、

デルフィはドイツ語でイルカです。


お分かりのようにこの作品のキャラは基本

ドイツ語から取っているので

調べればいろんなことがわかるのですが、

あまり調べずに呼んでいただいた方がいいかもしれません。


私は気になる派なのですぐ調べちゃいますが。

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