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第八章:守られ役。

ヒヤリと背筋に寒気を感じた。…なんだか覚えのある感覚……。 !ケーキ屋で感じたのとそっくりだ。僕と羽衣のほかにいるのはあの不気味な黒い影。男か女かも判別できない。「羽衣!逃げよ!!」「……」「羽衣!!!」

ぶわっ!!!

「なに…… !!」なんだここ!?僕がみた夢と同じ淡い水色の世界。「うそ……。夢じゃなかったの? あっ!う、羽衣!?」羽衣がいない!!どこ!?「タ…ス…ケテ……。」「羽衣!どこ!?」いた!!夢と同じ白いワンピース姿の羽衣が。…?……。羽衣の後ろに何かいる……。もしかしてあの黒い影!?「羽衣!逃げて!!!」聞こえてない!どうしよう!!「こうなったら……。」僕はまともに動くこともできないこの空間で黒い影に飛びかかろうとした。すると黒い影はついに牙をむけて、動きの鈍い僕に襲いかかってきた。なぜかは分からないけれどその時、僕は羽衣の前に立っていた。黒い影の牙は僕ではなく羽衣に向いていた。「羽衣ぃ!!」僕はなぜか羽衣をかばった。ヘタレの僕が羽衣を守ろうとした。攻撃は僕の首筋をかすめた。「くっっ!!」「ゆ…う……くん?」「羽衣……。」おもわず微笑んだ。羽衣がしゃべった。しかし影の刃はいまだ羽衣に向けられている。「羽衣!危ない!!」「へ?」

シュッ

ぐいっ!!

「羽衣!!大丈夫?」とっさに羽衣を抱き寄せた。「あ、あぁうん!」羽衣はとてもびっくりしていた。僕も正直こんなに動けるとは思わなかった。「どうにかして逃げよう?」何とも情けない言葉だが僕が羽衣を守る事なんてきっとできない。「ちょっと待って。私ならアイツ、倒せるかもしんない」「!?」無茶だよ!あんな得体の知れないもの倒すだなんて……。まず生きることが一番の課題だというのに。「ダメだよ!!勝てる見込みがなさすぎる!!」「きっと平気。ゆうくんより強いから大丈夫だよ」「こんなところで死なないでよ!??」「オッケー!!」

僕もできるだけ手伝うから、がんばろう。羽衣。


     −つづく−


なんか最近あやめちゃんが出てきませんね。結構気に入ってるんだけど。脇役(?)だから出す機会が無くて;でも、予定ではこの戦いが終わったらあやめちゃんが結構でますよ!そのせいで羽衣ちゃんの出番が減ります(笑)きゃーヒロインなのにー(泣)

あと、これも予定なんですけど、今回から偶数日に更新しようと思います。せっかくの二日ごとをさぼってしまったため、やる気なくなっちゃって;がんばります。偶数日。何日つづくかな?

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