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第十六章:新太のはからい。

恐怖の通知表もどうにか切り抜けて、まちにまっていた春休み。

今日は土曜日。んで、今は午前10時。僕が一番ぐうたらしていて、お母さんが洗濯物を干してる時間。



「春休みか……。みじけぇの」

「休みがあるだけいいでしょ!!」

「……」

不満たらたらの僕にお母さんが一喝。

怒鳴られても仕方がない。僕の家は共働きでお父さんもお母さんもあまり休みがないから。

2週間も休めるなんて、僕の両親には贅沢きわまりない。



トゥルルルルルルッ


「ちょっとー!優真、電話出てー!!」

電話?2階へいったお母さんから命令が。面倒だが出るしかない。

重い腰を上げて子機の元へと向かう。

「もしもし。あの、大野ですけどー……。」電話の相手は新太だ。

「新太?なんか用?」

「おう!優真!!今から友達と遊園地行くんだけどお前もくるかー!!?」

「遊園地?」なんとも急な話だ。

「女子もいんぞ!!」

「あんまりうれしくないんだけど」

「いいじゃんかー!夏木もいるぞ!!」

ぴくっ

「…で?」

「男子は、りょうとか、アッツーとか!いいだろ!いこーぜ!!」

「ん……。じゃあ行く。どこ集合?」

「オッケー!んじゃ、おまえんちむかえいくわ!!」

「りょーかい」

遊園地か……。しばらく行ってないな。

…羽衣もいるっていってたし、新太たちと一緒なら楽しいだろ!!

「おかーさーん、新太たちと遊園地行ってくるー」

「自分のこづかいつかえよー!!」

「わぁーった」

支度しないと。まず、財布は必要だな。

持っていく物を次々とカバンに放り込んでいく。


ピーンポーンッ



新太だ。

「いってきまーす」


春休み初日。早速、友達と遊びに行くことに。



最寄りの駅にて全員集合。

メンバーは、僕を含む8人だ。思っていたより多い。

男子はさっき新太の言っていた二人と僕と新太で、4人。女子は新太と仲のいい2人と太田垣と羽衣だ。

羽衣と太田垣は相変わらずくっついている。これは話すチャンスなんてなさそうだ。

と思って羽衣を見ていたら目が合ってしまった。むこうは僕ににこりと笑ってから太田垣との話に戻った。

「全員そろったのでしゅっぱーつ!!」

先頭は新太で、計画したのも指揮をとるのも全部新太らしい。

僕らはたわいもないおしゃべりをしながら電車に乗った。


     −つづく−

ホントは十話だった!?


マジボシって、実は十話前後で終わらせるはずだったんですよ。それが続きに続いちゃって(笑)

いい加減飽きてくるひともいると思うんです。

だから二十話くらいで終わらせたいのですが……。無理かなぁ…?

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