第十章:眠りからさめた。
そうだ…武器……。
ギュンッ
見えないくらい速い攻撃。僕と羽衣にむかって。
やばい、あたるかも!!ぎゅっとかたく目をつぶった。
パァッ!!!
…? ここは?なんだか見覚えのある……公園!!!!さっきいた公園だ!!
じゃ、じゃあ……夢?
「羽衣……。」羽衣はとなりで寝ていた。頬には涙のあと。おこした方がいいのかな?
「ゆうく…ん」 ///やっぱり夢だったのかなぁ……。羽衣もおなじ夢みてたりして。どこまでが夢でどこまでが現実か分からない。
羽衣……。でも、夢でよかった。本当に死んでたかもしれないとおもうと鳥肌がたつ。
公園のベンチで二人。僕も眠くなってきた。誰もいない公園で短い眠りについた。
「ん……。」寒さで目を開けた。日も落ちて肌寒い。僕の親は共働きでそろそろ帰ってくる時間だ。「羽衣、起きて、帰ろう?」羽衣を揺さぶりおこす。「ふぇ…?」「帰ろ」「うゎゎゎわ!///ゆ、ゆゆゆうくん!?」そんなにびっくりしなくても……。
「生きてる……。」「え?」もしかして……。「な、なんか死んじゃいそうになる夢……み…て……。」「そ…っか」同じ夢?「帰ろうよ。明日も学校だよ!」「あ、うん」少し遠い公園から二人で歩いて帰る。沈黙が続くと気まずいけど、話が進めばけっこう楽しい。小さいときにもどったみたいに。「学校じゃこんなに話せないよね」「そうだね」夜空には星が光る。こんな時間に出歩いてとんだ不良だ。「今日、学校サボったでしょ」「え…?そうなの?」
???記憶にないって事?「え?今日学校あったんだよ?」「知ってるよ?」「じゃあ、今日は何日?」「3日?」「今日は4日だけど?」「え?でも私、日直で日にち書いたよ?」「日直だったの昨日じゃん」「え?」
ええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!??
−つづく−
なんと夢落ちでしたねぇ(笑)
なんだか楽しみにしてくれている人が“少数”いるみたいなんですけれども、私、最近飽きてきましてさぼりまくりです。
このあと、やっっっとあやめちゃんの恋の話題になりますよ。たぶんですけどね。