表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

小石と仕事と契約者と

 石畳の歩道 、ずらっと並ぶ店、時折道の真ん中を通る馬車。

 これぞ王道 これぞ異世界。

 アニメや漫画でよく見る中世の街と同じ雰囲気を醸し出す。

 市場と思わしき場所は賑やかさを俺に示す。

 日本とは比べ物にならないほど技術が落ちた布の服を着た人たち、鉄の胸当てや木の杖を持ち冒険者を示すプレートを持った人たち、衛兵と思われるみんな全く同じ鎧を着ている人たち、その全てがここが異世界だと俺に宣言する。



「ただいまー」

「おう ユウト帰ったか。フードの奴はどうした?」

 俺を出迎えたのはゲイル長だった。どうやら仕事は終わったらしい。

「なんか途中で消えたよ?」

 横を歩いている途中いきなり消えたのだ。そしてフードの男と入れ替わるようにポケットに赤い色の小石が入っていた。それをゲイル長に見せる。

「なんだそりゃ?まぁあいつが渡すもんだから持ってて損はないだろ。それより途中で放るなって言っただろにあいつは。」

「そういえば副ギルド長がいないですな」

 さっきから姿が見えない。どこに行ったのだろう。

「ああ あいつは本部に行った。それよりお前の契約相手のとこ行くぞ。仕事は生活補助、冒険のサポートだ。

 ちなみに住み込みだからな。」

 やっとこの時がきたか、そうヒロイン登場の時だ!

 行くぞおおおおお HAHAHAHAHAHAaaaaaaa。

「またそのモードかよ。相変わらず気持ち悪いな。」




 20分ほど歩きついたのはギルド専用寮と書かれた2階建のそれなりに大きな建物。

「ここに俺の、、、」

「ああそうだ。ここにお前の契約者がいる。」

 さぁここから俺の冒険が始まる!

  などとカッコつけて俺はその建物に入るのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ